初級FAQ:Webドキュメントのトンボを削除
Illustrator CS3から、新規ドキュメント作成時に「新規ドキュメントプロファイル」を選択できるようになりました。
「Web」を選択すると、[単位]は「ピクセル」、[カラーモード]は「RGB」、[ラスタライズ効果]は「スクリーン(72ppi)」と設定されているので、とても便利です。
さて、今回頂いた質問はこの設定で作成したドキュメントに自動作成されているトンボを削除する方法です。
私のセミナーでは、[フィルタ]メニューの[クリエイト→トリムマーク]しかご紹介していないのですが、[オブジェクト]メニューにも[トリムマーク→作成]があります。
このトンボは、後者のコマンドによるものなので、[オブジェクト]メニューにも[トリムマーク→解除]でトンボを解除してください。
長方形オブジェクトに変換されるので、削除もお忘れなく。
補足(1):
ツールボックスで[トリムエリアツール]を選択し、コントロールバーで[すべて削除]ボタンをクリックすれば、長方形オブジェクトも残らずに削除できます。
補足(2):
「新規ドキュメントプロファイル」で「Web」を選択した場合には、必ず、[表示]→[ピクセルプレビュー]にチェックをつけておくようにしましょう。
ピクセルプレビューは見た目の解像度を落として表示するだけでなく、描画の際、ピクセルグリッドに吸着するようになります。これにより、たとえば、長方形を描いたときにエッジにアンチエイリアスがかかることを避けることができます。
これは本来チェックされておかなければならないのですが、デフォルトでははずれています。環境設定で変更することもできます。