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Illustrator CS4とInDesign CS4では、オブジェクトメニューの「アレンジ」が「重ね順」に変更されました。
おそらく長年使われていた日本語の「アレンジ」には、重ね順を変更するといったニュアンスはなかったため、ようやく正常な方向でのローカライズとなったと考えます。
Illustrator CS4ではパスファンダが次のように変更になりました。
- [形状エリアに追加]が[合体]になった(Illustrator 9までの用語に戻った)
- パスファインダのボタンをクリックすると、すぐにパスが変更されるようになった(「複合シェイプ」(パスそのものを変更せずに、仮の状態として合体)にするにはoptionキーボードショートカットを押しながらクリック)
こちらがIllustrator CS4の[パスファインダ]パレット
Adobe Creative Suite 4 日本語版発表記念セミナー「Shortcut to Brilliant」を、大阪、東京にて開催するそうです。
- 11月25日大阪ブリーゼプラザ(300名)
- 11月27日東京ベルサール六本木(500名)
本日からお申し込みが開始されています。
追記:Brilliantのスペルを修正しました。hyuuさん、ご指摘ありがとうございました。
Illustrator CS4の新機能をざっくり解説します。
【新機能】
・複数のアートボード
1つのファイルに、最大100ページまで複数のアートボードを持たせることができるようになった。アートボードツールを用いて、アートボードをそれぞれトリミング・移動・複製をすることも可能。ドキュメントウィンドウ左下でアートボードを切り替えできる。
・エクスポート(書き出し)
アートボードごとに書き出しが可能。プリントダイアログも同様にアートボードを選択することができる。
・タブウィンドウ
DreamweaverやFlashのように、複数のドキュメントを同時に開いて作業するときに、ドキュメント上部のタブで切り替えすることができるようになった。ファイルの切り替えがとても不便だったのでささやかだが嬉しい機能だ。また、ウィンドウの整列もできるようになったので、ウィンドウ間のコピー&ペーストがスピーディーにおこなえるようになった。
・透明なグラデーション
マスクを使わずにグラデーションに透明度の設定ができるようになった。
・塗りブラシ(Blob Brush)ツール
別のパスを重ねていくブラシとは異なり、パスの形状を変えていく(追加していく)新しいツール。消しゴムツールの逆機能といった感じだ。
【基本機能】
・ライブプリフライト
名前の通り、リアルタイムで作業している内容に出力時に不都合な問題が生じたらすぐに警告してくれる機能。ドキュメントウィンドウ左下でエラー数を確認できる。エラーの内容も表示できるので、その場で直すことができる。
・カスタマイズ可能なリンクパネル
・パワーズーム
・プロポーショナルプレース
・スマートガイド
・日本語組版強化
欧文の単語の途中で改行する機能が追加された。