アドビに買収してCreative Cloudにバンドルして欲しい「Art View」
あー、やっぱりMacでよかったよな、と思うのは「ツーフィンガースクロール」と「Quick Look」。前者は出先しか使わないけど、Quick Lookがないときに、どうやって仕事していたか、思い出せないくらい、重要な機能だと思います。
ちなみに、Quick Lookは、2007年10月にリリースされたMac OS X 10.5(Leopard)ではじめて搭載。ドキュメントを開かなくても、スペースバー(またはcommand+Yキー)でプレビューできる機能です。その後、地道に強化されて、SpotlightやOpen/Saveダイアログボックスでもサポート。意外なところでは、Transmitでもサポートしています。
(フルスクリーンや一覧表示は、キーボードショートカットを覚えておきたいですね。)
アドビ系のドキュメントとQuick Look
ちょっと困るのがアドビ系のドキュメント。PDF互換をオフにして保存してIllustratorファイルやInDesignファイルはプレビューできません。しかし、Art View(旧「SneakPeek Pro」)を入れると、Quick Lookでプレビューが可能になるだけでなく、使用しているフォントやスウォッチ、配置ファイルなども見えるようになってしまいます。
これは、もう、アドビに買収してCreative Cloudにバンドルして欲しい!と思いきや、「Art View」のすごいところは、アドビのアプリをインストールしていなくても見えてしまうところ。つまり、ただ開いて中を確認するだけ、みたいな仕事をしているディレクターや進行管理などの方には、Creative Cloud/CSをインストールしなくてもいい、ということなので、ムリかな...
ドキュメント | 拡張子 | デフォルト | Art View | |
Illustrator | PDF互換オン | .ai | ||
PDF互換オフ | ||||
使用フォント | ||||
スウォッチ | ||||
配置ファイル | ||||
Photoshop | .psd | |||
InDesign | プレビュー | .indd | ||
ページ | ||||
使用フォント | ||||
スウォッチ | ||||
配置ファイル | ||||
交換用スウォッチ | .ase |
App Storeで2500円で販売されています。これは安い!!
追記(2015年9月13日):
10.9/10.10でうまく動作しないことがあります。
古いバージョンのArt Viewだと動いたり動かなかったりだったんですが、面倒すぎて、私は現在、オフにしています(メインは10.9)。
Art View is compatible with Mac OS X 10.10 Yosemite. But Apple broke certain functionality on some systems with their 10.10.2 update. This problem has been fixed with their 10.10.3 update released April 9, 2015.
→ Appleのせいで10.10.2でおかしくなってしまったけど、10.10.3で直っているよ。
There’s a problem with Quick Look on Mac OS X 10.9 (Mavericks) that causes this to happen periodically. The good news is a restart fixes the problem 99% of the time. Even better, the problem often times never reappears.
→ 10.9でおかしくなることがあるけど、再起動すれば直るから。
Art Viewには体験版があるので、まずは試してみることをオススメします。