【鷹野雅弘】による最近のブログ記事
2014年7月30日、品川コクヨホールにてADC MEETUP 08 – Web Design with Creative Cloudが開催されました。
その中の『Creative Cloud デザインツールの便利な8の機能』セッション(秋葉秀樹さん@ツクロア)にて、次のように雲のようなシェイプを描きたい場合、世代間の違いがあるという話題が出てきました。
純アドビのIllustratorと、元マクロメディアのFireworksには、互換性の問題が根強く、上のバージョンのIllustratorからFireworksに、パスのコピー&ペーストができません。
改めて整理すると、Illustrator CS6からはOK。Illustrator CC、Illustrator CC 2014からはNGです。
The future of Adobe Fireworks « Adobe Fireworksにて、必要に応じてセキュリティアップデートとバグフィックス(+Mac OS X、Windowsへのメジャーアップデートへの対応)は行っていくとコメントがありましたが、このような内容はアップデートには含まれないのでしょうか?.... 寂しい。
We will provide security updates as necessary and may provide bug fixes. We plan to update Fireworks to support the next major releases of both Mac OS X and Windows.
上辺の2つの角のみが角丸になっているタブ形状の図形を作成するには、いくつかのアプローチがありますが、大きさを変更するときに、角丸部分(1/4円)の形状が歪んでしまったり、半径が変わってしまうと困ります。
Illustrator CC 2014で実装された[長方形の角を拡大・縮小]オプションが地味ながら重要だという話です。
9スライス
Illustrator CS5以降であれば、シンボルオプションの9スライスを有効にすることで、直しに強いタブ形状になります。
2014年7月23日に開催された第158回バンフーセミナーの終了後、カラーピッカーについて次のような質問をいただきました。
起動直後、「プリント」のドキュメントプロファイルで新規書類を作成し、ツールパネル(または[カラー]パネル)の[塗り]ボックスをダブルクリックして[カラーピッカー]ダイアログボックスを表示すると紫色になってしまうんです…
確かに、次のように表示されます。
Illustrator、Photoshop、InDesignでスウォッチの共有するには「交換用スウォッチ」を使います。拡張子は「.ase」(Adobe Swatch Exchange)のファイルに書き出します。
ところが、この「.ase」ファイルの書き出しコマンド名が、アプリケーションによって異なります。
アプリケーション | コマンド名 |
---|---|
Illustrator | スウォッチライブラリを交換用として保存 |
Photoshop | 交換用にスウォッチを保存 |
InDesign | スウォッチを保存 |
Illustratorは、Illustratorファイル(.ai)としてスウォッチライブラリを書き出せるほか、Photoshopは「.aco」という独自のスウォッチライブラリをサポートしています。
Illustrator | Photoshop | InDesign | |
---|---|---|---|
スウォッチライブラリを Illustratorとして保存 | .ai | ||
スウォッチライブラリを 交換用として保存 | .ase | ||
交換用にスウォッチを保存 | .ase | ||
スウォッチを保存 | .aco | .ase |
.acoは「Adobe Color Swatch File」(Adobe スウォッチファイル)に由来するそうです。つまり「Adobe COlor swatch file」ってこと?