【鷹野雅弘】による最近のブログ記事

『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)の発売を記念して開催している全都道府県縦断セミナーツアーの2015年2月と3月の予定です。括弧内は主催イベント名。

2月と3月には、静岡、鳥取、宮崎、鹿児島、広島、山口、郡山、金沢、福井、富山にお邪魔します。

(2000年にリリースされた)Illustrator 9.0以降、次の機能が追加されました。これらをまとめて「アピアランス」と呼んだり、または「透明」と呼びます。

  • オブジェクトを半透明に扱う(不透明度)
  • オブジェクト同士の演算(描画モード)
  • フィルターの仮適用(効果)
  • 複数の塗り、複数の線

Illustrator 8.0までは、この「透明」という概念がないため、上記の機能を使ったものは、Illustrator 8.0までを対象としたRIP(出力機)では対応していません。

そこで、出力(場所)によっては、次の作業を行うことによって、Illustrator 8.0と同様にデータに修正します。

  • 分割・統合([オブジェクト]メニューの[分割・統合])
  • アピアランスの分割([オブジェクト]メニューの[アピアランスの分割])
  • 透明の分割・統合([オブジェクト]メニューの[透明部分を分割・統合])
  • ラスタライズ([オブジェクト]メニューの[ラスタライズ])

ただし、これを行うと、新しいバージョンで継続して編集できませんので、別ファイルとして作業を行うようにしましょう。

MdNから『Illustratorプロフェッショナルの教科書 デザイン作成とパス・文字を正しく扱う技術』が発売になりました。

著者は高橋としゆきさん。

初心者が特につまづきやすいところ(ベジェ曲線やアピアランスなど)は、特にページ数を割いて詳しく解説しています

とのことです。作例のテイストがよく、またこなれているので、高橋さんの書籍には定評があります。

これからIllustratorを勉強される方は、1冊目に『Illustratorプロフェッショナルの教科書』、2冊目に『10倍ラクするIllustrator仕事術』をオススメします。

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