【鷹野雅弘】による最近のブログ記事
2015年1月27日(火)、28日(水)、モリサワ本社(大阪)で新春展「MORISAWA FAIR 2015」が開催されています。
その中の特別企画セミナー「10倍ラクするIllustrator 仕事術」を鷹野 雅弘(スイッチ)が担当しました。
参照リンク:
『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)の発売を記念して開催している全都道府県縦断セミナーツアーの2015年2月と3月の予定です。括弧内は主催イベント名。
2月と3月には、静岡、鳥取、宮崎、鹿児島、広島、山口、郡山、金沢、福井、富山にお邪魔します。
IllustratorからのPDF作成についてまとめました。おさえておきたいポイントは3つです。
- 適切なプリセットを選ぶこと
- [別名で保存]でなく、[複製を保存]を使うこと
- iPhone/iPad用は注意しないと色化けする
このエントリーは『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)(pp.180-185)からの転載に、加筆したものです。
(2000年にリリースされた)Illustrator 9.0以降、次の機能が追加されました。これらをまとめて「アピアランス」と呼んだり、または「透明」と呼びます。
- オブジェクトを半透明に扱う(不透明度)
- オブジェクト同士の演算(描画モード)
- フィルターの仮適用(効果)
- 複数の塗り、複数の線
Illustrator 8.0までは、この「透明」という概念がないため、上記の機能を使ったものは、Illustrator 8.0までを対象としたRIP(出力機)では対応していません。
そこで、出力(場所)によっては、次の作業を行うことによって、Illustrator 8.0と同様にデータに修正します。
- 分割・統合([オブジェクト]メニューの[分割・統合])
- アピアランスの分割([オブジェクト]メニューの[アピアランスの分割])
- 透明の分割・統合([オブジェクト]メニューの[透明部分を分割・統合])
- ラスタライズ([オブジェクト]メニューの[ラスタライズ])
ただし、これを行うと、新しいバージョンで継続して編集できませんので、別ファイルとして作業を行うようにしましょう。
MdNから『Illustratorプロフェッショナルの教科書 デザイン作成とパス・文字を正しく扱う技術』が発売になりました。
著者は高橋としゆきさん。
初心者が特につまづきやすいところ(ベジェ曲線やアピアランスなど)は、特にページ数を割いて詳しく解説しています
とのことです。作例のテイストがよく、またこなれているので、高橋さんの書籍には定評があります。
これからIllustratorを勉強される方は、1冊目に『Illustratorプロフェッショナルの教科書』、2冊目に『10倍ラクするIllustrator仕事術』をオススメします。