【鷹野雅弘】による最近のブログ記事
InDesign CS4 6.0.2へアップデートするとPPDファイルが選択できなくなる(Macintosh 版 InDesign CS4)という問題を解決した6.0.3へのアップデートが可能になっています。
今回は、リリースノートも提供されています。
下記はリリースノートからの引用。
Mac OS XでInDesignを使う際、Helveticaフォントをどのように扱うか、は非常に悩ましい問題です。
Mac OS Xでは、システムフォントとして「/System/Library/Fonts」内にある「Helvetica.dfont」を使っています。「dfont」はTrueTypeフォントです(1ファイルで複数のウエイトを同梱)。
TrueType版とType 1版のHelveticaは、Helvetica Medium(T1)とHelvetica Regular(TT)のようにフォント名が異なるだけでなく、形状なども異なるため、リフローなどの原因になります。
そこで、TrueType版とType 1版のHelveticaのどちらを使うか、については明示的に指定を行い、第三者が制作したドキュメントでも意識的に確認作業などを行う必要があります。
その際、問題になるのがType 1形式のHelveticaを使う際、どのようにOSに組み込むのか、ということですが、これについてどのような方法が取れるのか、どの方法がベストなのか、について考えてみます。
DTP Transitでは、現在、次に挙げるMethod AでHelvetica/Helvetica Neueなどの基本フォントを管理しつつ、それ以外はFontExplorer Xで管理するのがベストではないかと考えています。
- Method A:「/Library/Application Support/Adobe/Fonts」にType 1のHelveticaを入れる
- Method B:「/Application/Adobe InDesign CS4/Fonts」にType 1のHelveticaを入れる
- Method C:フォント管理ツールを使ってType 1のHelveticaをアクティベートする
「ほかにこんな方法がある」「この方法だとこんなデメリットがある」などの情報がありましたら、ぜひお知らせください。コメント欄、もしくはdtptransit[at]gmail.comまでご連絡ください。
宮地さんのセッションの後にいただいた質問について、後でフォローしますとお伝えしましたが実現できなかったので、ここでフォローします。
ご質問内容:アピアランスを使って作ったフチ文字をアウトライン化するとどうなりますか?
アウトライン化すると、構成する文字がグループ化された状態で、そのグループに対してアピアランスがかかった状態になります。
さらに詳しく解説します。 アピアランスが設定されているオブジェクトには、レイヤーパレットでのマークがつきます。
2009年6月19日、アップルストア心斎橋にてDTP Booster 003(Osaka/090619)が開催され、60名を超える方にご参加いただきました。
- 「DTP作業を楽にするTips」 /宮地 知(WORK STATION えむ)
- 「InDesign導入における素朴な疑問へのヒント」 /鷹野雅弘(スイッチ)
次のブログで取り上げていただきました。ありがとうございます。