【鷹野雅弘】による最近のブログ記事
契約ユーザーのみに提供されるLETS FontACEやMORISAWA PASSPORT FontKeeperなどが増えたので、Mac環境でのフォント管理ツールについてまとめてみます。
ツール名 | 費用など | 用途など |
---|---|---|
Font Book | Mac OS Xに付属 | フォントを移動してしまうなど、管理しにくい面も |
Font Explorer X 1.2.3 | 無料 | iTunesライクな操作感 |
Font Explorer X Pro | 有料(39ユーロ、5000円くらい) | 無料版で十分と言えなくも.... |
Suitcase Fusion 2 | 有料(13,440円) | 日本語化されている |
LETS FontACE | LETS登録ユーザーのみに提供 | |
LETS FontACE Lite | 無償 | |
MORISAWA PASSPORT FontKeeper | 契約ユーザーのみに提供 | |
FontCase | 有料(56ドル) |
ズーム、スクロール、プレビュー表示に関してのInDesignとQuarkXPressの基本操作の違いをまとめてみました。
操作 | QuarkXPress | InDesign | 備考 |
---|---|---|---|
ズーム | controlキー | commandキー+スペースバー (Illustratorと同様) | クリックして段階的にズーム ドラッグすればドラッグ領域がいっぱいになるようにズームされる |
スクロール | optionキー | optionキー (テキスト編集中) | optionキー+スペースバーの組み合わせで"大は小を兼ねる"ことができる。 しかし、IME(ことえり、ATOK)の設定により、半角スペースが入ってしまったり、入力モードが切り替わってしまうので注意。 InDesignで[手のひらツール]に切り替える裏技がATOKのキーアサインとバッティングする |
スペースバー (テキスト編集中以外) | |||
全体表示 | command+0キー | command+0キー | InDesignでは、テンキーの「0」は使えない |
100%表示 | command+1キー | command+1キー | InDesignでは、テンキーの「1」は使えない |
200%表示 | command+option +クリック | なし | |
プレビュー | F7キー | Wキー | InDesignではキーボードショートカットをカスタマイズできるので、変更して使うとよい |
こう見ると、QuarkXPressはエレガントですね... InDesignはPageMakerの悪い資産をそのまま背負ってしまったまま、という印象です...
追記(2012年3月17日):
FILL InDesignを使うと、テンキーでのcommand+0が可能になります。InDesign使いにはマストアイテムです!
っていうか、できるなら、アプリケーションで実装しようよ...
InDesign:バージョン間の互換性に関するメモ。
- InDesignは、Illustratorのようにバージョンを変更して保存することができない。
- InDesign CS4で作成したドキュメントを、InDesign CS3で開くには、InDesign CS4で[ファイル]→[書き出し]をクリックし、フォーマットに「InDesign互換(INX)」を選択して書き出す。INXはInDesign exchangeの略。
- InDesign CS4で[ファイル]→[書き出し]をクリックし、フォーマットに「IDML」を選択して書き出しても、InDesign CS3で開くことはできない。
- 同様に、InDesign CS3で作成したドキュメントをInDesign CS2で開くには、InDesign CS3から「InDesign互換(INX)」フォーマットで書き出す
- 同様に、InDesign CS2で作成したドキュメントをInDesign CSで開くには、InDesign CS3から「InDesign互換(INX)」フォーマットで書き出す
- InDesign CSから「InDesign互換(INX)」フォーマットで書き出しても、InDesign 2.0では開かない(読み込み用のプラグインが開発されなかった)
アドビのサポート情報は 旧バージョンファイルとの互換性はありますか(InDesign CS4)に掲載されています。
- 互換ファイルでの書き出しは、トラブルの元なのでなるべく避けたい。PDFに書き出して配置したり、InDesign CS4であればInDesignドキュメントを配置してしまうなどを検討したい。
InDesignそれぞれのバージョンのマイナーアップデートによる小数点以下の最終版は次の通り。
バージョン | 最終バージョン | リリース |
---|---|---|
InDesign 1.0 | 2001年1月 | |
InDesign 2.0 | 2002年1月 | |
InDesign CS | 3.0.1 | 2003年10月 |
InDesign CS2 | 4.0.5 | 2005年5月 |
InDesign CS3 | 5.0.2 | 2007年4月 |
InDesign CS4 | 6.0.4 | 2008年12月 |
なお、6.0.4は6の部分のみを差して「全角ファイルバージョン」のように呼びます。
追記
InDesign CS4に、6.0.4のアップデータが出ました。
ちょっと自信ないのですが、まとめてみました。
フォント | グリフセット名 | 収録字形数 | フォント例 | |
---|---|---|---|---|
OCF | AdobeJapan 1-0 | 8,284 | ||
AdobeJapan 1-1 | ||||
CID | AdobeJapan 1-2 | 8,720 | ||
OpenType | Std | AdobeJapan 1-3 | 9,354 | 小塚Std |
Pro | AdobeJapan 1-4 | 15,444 | 小塚Pro | |
AdobeJapan 1-5 | 20,317 | ヒラギノPro | ||
AdobeJapan 1-6 |
20,317グリフすべてにアクセス可能なアプリケーションは、Adobe InDesign2.0J以降、Adobe Illustrator CS以降、Adobe Photoshop CS以降、Mac OS X 10.3以降のテキストエディット、EGWORD13/14、egword Universal 1/2、QuarkXPress 8。