【鷹野雅弘】による最近のブログ記事
2010年8月19日(木)19:00-20:00、アップルストア銀座にてCSS Nite in Ginza, Vol.51が開催されます。
電子出版をテーマに、Web Site Expert編集長の馮 富久さん(技術評論社)、アドビ システムズの西村 真理子さんにお話を伺います。
CSS Niteは、Web制作に関わる方のためのセミナーイベントのため、話の切り口などがDTP Transitをご覧の方とは異なるところがあると思いますが、ご興味あれば、ご参加ください。
参加費は無料です。事前登録いただくとスムーズな入場が可能です。
本日、市川せうぞーさんがtwitterで次のように発言されていました。
何度もいうが、InDesignは商業印刷物をつくるためのプラットフォーム。EPUBを生成するためのアプリケーションじゃない。なぜわざわざ面倒なバッドノウハウを重ねるのか? ちなみに、ADPPに過度な期待があるみたいだけど、みんなアプリを作りたいわけじゃないよね。
私なりにInDesignからePub書き出しするいい点/悪い点についてまとめてみました。
よい点:
- 手慣れたアプリを使って作業できるのは、やっぱりほっとする
- 手軽にePub構造のファイルを書き出せる
毎日コミュニケーションズから『効率的なサイト制作のためのDreamweaverの教科書』が発売になります。
Web制作とDreamweaverに精通したプロが作った、120%実践に使えるDreamweaver CS5教科書の登場です。
Web制作にDreamweaverを使っている方も多いでしょう。しかし、Dreamweaverには制作効率を格段にアップさせる機能が数多く搭載されていて、それを知っているとサイト制作を効率化でき、その分の労力をよりクリエイティブな方に向けることができます。
本書は、「PART1 Dreamweaverを知る」(総論)、「PART2 Dreamweaverを学ぶ」(知識編)、「PART3 Dreamweaverで作る」(演習編)の3部構成になっています。 PART2ではDreamweaverによるサイトの定義からHTMLのマークアップ、CSSによるレイアウト、リンクや画像の処理など、サイト制作に必要な機能を簡潔に解説しています。単に機能を説明するだけでなく、HTMLやCSS、Web制作の話と関連して解説していますので、 「Dreamweaverの機能」ではなく、「DreamweaverをどうWeb制作に活用するか」を理解することができます。
アセット、ライブラリ、テンプレートといった使いこなせば強い武器になる機能についてや、Microsoft Officeのファイルとの連携、グループワークなど、役立つトピックを多数盛り込んでいます。
PART3では演習編として、Dreamweaverを使ったHTMLのマークアップ、CSSレイアウト、JavaScriptによるインタラクション、テンプレート機能の活用など、実際に手を動かして習得したい項目を、サンプルファイルを使って演習します。
Web制作にかかわりたい方はもちろん、ePub編集のためにDreamweaverに取りかかりたい方にもオススメします。
本文を「ほんもん」と読むか「ほんぶん」と読むかが話題になっているようです。
私は「印刷業界では"ほんもん"というんだよ」だと教わり、それで15年くらい来ました。
追記(2016年4月16日):
松岡 和彦さんからFacebookにてあくまで私のニュアンスですがと、コメントいただきました。
ホンブンは「詳しくは本文を参照ください」などの文章の中身として。たとえば序文に対して本文。「リードで興味を持たせて本文を読ませる」など。 ホンモンは本文組(ホンモングミ)などデザインや書体、組版について、見出しやキャプションと区別する場合。「縦組みで、リードの段落設定は上揃えだけど、ホンモンはちゃんと行末揃え最終行上揃え、弱い禁則で」
これが正しいということではないのですが、とてもしっくり来たので、ご紹介まで。
改めて、togetterを読み返すと、そんな使い分けだったらわかる、とコメントされている方がいらっしゃいますね。
8月6日発売のMdN 2010年9月号の特集は「iPad電子書籍のつくり方、売り方」。次の3つの観点で、iPadを対象とした電子書籍について34ページを割いて深掘りしています。
- 電子書籍の読ませ方(3つのiPad電子書籍アプリケーションを通して知る 電子書籍の上手な見せ方、読ませ方:WIRED Magazine/河野未彩 デジタル作品集/i文庫HD)
- 電子書籍のつくり方(InDesignで実践するEPUBデータ制作、PDF&JPEGでつくるiPad電子書籍)
- 電子書籍の売り方(目的やデータ形式によって最適な売り方を考えよう 個人ベースで電子書籍を販売する方法)
特に、森裕司さん(InDesignの勉強部屋)が執筆された『InDesignで実践するEPUBデータ制作』(pp.040-047)は、現時点で公開されている情報としては必読です。
iPadの登場で、日本でも急速に電子書籍の存在が身近になってきました。とはいえ一口に「電子書籍」といっても、さまざまな見せ方やつくり方、そして販売フォーマットがあり、この先、デザイナーができること、すべきことがまだまだ見えづらいのが現状です。 そこで今月の巻頭特集では、iPadで見られる電子書籍のつくり方、そして売り方までをフォローします。これさえ読めば、iPad電子書籍の全貌が見えてくるはずです。