【鷹野雅弘】による最近のブログ記事
InDesign CS5のバージョン間の互換性に関するメモです。
追記:表内に誤りがあり、修正しました(InDesign CS4から「IDML」形式で書き出しても、InDesign CS3で開くことはできません)。
次のように、不透明度を落としてカラーを設定したものの、不透明度100%のまま使いたいというケースがあります。
アプリケーションの起動
Dockにあるアイコンをクリックします。
Dock内に見つからない場合には、[移動]メニューの[アプリケーション]をクリックし、起動したいアプリケーションをダブルクリックします(Dockにドラッグ&ドロップすれば登録できます)。
Finder
Finder(ファインダー)はMacでファイル管理などを行う基本アプリです。Windowsでいう「エクスプローラー」にあたります。
必ず起動していて、終了させることはできません。アプリケーション切り替え(後述)で、Finderをクリックして切り替えることができます。
実験る〜むさんにピクセルグリッドちゃん気をつけてというエントリーが上がっていました。
これまで「Illustratorといえばプリントメディアのもの」でしたが、Illustrator CS5での機能強化によって、Webにも使用する人が増えそうです。
Web用のドキュメントプロファイルでスタートしたAiファイルを、カラーモードや単位を変更してプリント用に使うというケースが出てきまので、あさうすさん(実験る〜む)が指摘されているような問題が起こる可能性は十分に出てきます。
「数値入力でオブジェクトサイズを設定しても、その数値通りになってくれない」というのがその理由。きっちりmmやptの整数値で作るような場合、ピクセルグリッド整合機能が有効になっていると、勝手に数値が変わる。
ドキュメントプロファイルは新規ドキュメント制作時のみでなく、後からも変更できるように仕様変更されることが一番の解決策です。
Illustratorのドキュメントプロファイル
Illustratorでは、新規ドキュメントを作成時に、ドキュメントプロファイルを選択することでスタートしますが、プリントとWebを選んだときにどのように変わるのかを押さえておき、今後、原稿が来たらチェックすべきですね。
プリント | Web | |
---|---|---|
サイズ | A4(210x297mm) | 800x600px |
単位 | mm | px(ピクセル) |
裁ち落とし | 3mm | 0px |
カラーモード | CMYK | RGB |
ラスタライズ効果 | 高解像度(300dpi) | スクリーン(72dpi) |
プレビューモード | デフォルト | デフォルト ※ピクセルを選択すべき |
新規オブジェクトを ピクセルグリッドに整合 (Illustrator CS5のみ) | オフ | オン |
おそらくePubがここまでホットになるとは、CS3/CS4とAdobe Digital Editions書き出し(=ePub書き出し)をサポートしてきたInDesignとしては、気の毒ですが"脇が甘かった"としか言いようのない状況です。
InDesignからのePub書き出しに関するWish Listをまとめてみました。逆をいうと、ePub書き出しを行うときの問題点として、ご注意いただければ幸いです。
機能面などでの要望
- 元のファイル名「日本語.indd」のとき「abc.epub」と指定しても、XHTMLファイル名が「繧ケ繧ソ繧、繝ォ蜷阪」のように化けてしまう(ePubを解凍するまでわからない) → アラートを出すべき
- 段落スタイル名に、全角文字が入っていたりすると、クラス名に大幅に手が入る。複数のスタイルが同じスタイルとして扱われてしまうといったヤバイ事態が生じる → 詳細
- html要素に「xml:lang="ja"」が入るようにして欲しい。また、日本語が入っていてもp要素に「xml:lang="en-us"」が入らないようにして欲しい(Adobe Digital Editionsで文字化けする)
- InDesign CS4にはあった[画像をコピー](デフォルトは「最適化」なのでこれを「オリジナル」に変更)のオプションを復活して欲しい
- 「content.opf」ファイル内の「<dc:language>en</dc:language>」は「<dc:language>ja</dc:language>」であるべき
ローカリゼーション
- ダイアログボックスボックス名は、[Digital Editions書き出し]でなく、[ePub書き出し]にすべきでは?
- 「第1レベルのエントリを改章として使用」→「第1レベルの目次を改ページとして使用」(せめてエントリ→エントリー)
- 「既存のCSSファイルを使用」→「既存のCSSファイルをコピーする」(中身がコピーされて、新規ファイルが作られるため)
- [フォーマット]→[最適化]または[変換]