【鷹野雅弘】による最近のブログ記事

Mac OS X 10.6(Snow Leopard)でIllustrator、InDesignを使う際のHelvetica問題について、改めて検証してみました。

Mac OS X(10.5)でInDesignを使う際のHelvetica問題 - DTP Transitとは状況が異なります。

 InDesignIllustrator

アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダー

Type1のみ
認識する
Type1、TrueType
両方とも認識する
ユーザー/ライブラリ/Application Support/
Adobe/Fonts
TrueTypeのみ
認識する
ライブラリ/Application Support/Adobe/Fonts

icn_HelveBol_128.png

Mac OS X 10.6(Snow Leopard)とInDesign CS5の組み合わせでは、アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダ(「/Application/Adobe InDesign CS5/Fonts」)にType1フォントを入れておくのがベストのようです。

  • 必要なのは「PostScript Type 1 outline font」のみ。Font Suitcaseは不要。
  • 念のため「AdobeFnt13.lst」は削除してから再起動しましょう。
  • Adobe Illustrator CS5.appと同階層には「Fonts」フォルダがないので、自分で作成します。
  • InDesign CS5には「Document fonts」がありますよね。でも、アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダの方が確実な感じです(検証繰り返してみたけど、今、ひとつ挙動がつかみきれない...)。

helvetica-solution1.gif

Mac OS Xでは、作業中のドキュメントのタイトルバーをcommand+クリックすると、そのドキュメントが保存されているディレクトリを一覧するメニューが表示されます。メニューをクリックすれば、Finderに切り替わり、そのディレクトリに移動します。

titlebar-command-click.gif

Open/Saveダイアログボックスでの階層移動のUIと似た感じですね。

たとえば、こんなケースに重宝します。

  • InDesignでパッケージングしたときなど、「あれ、今、作業しているファイル、本当にこれで正しかったっけ?」
  • 作業しているファイルと同じ階層のあの画像をドラッグ&ドロップで配置したいんだけどな。

Default Folderを併用すると、さらにその恩恵にあずかれます。

Tipsでもなんでもないのですが、先日ご存知ない方がいたのでご紹介まで。

icn_Adobe_Digital_Content_Bundler_128.png

Teryy White氏のAdobe Creative Suite Video PodcastにてAdobe Digital Publishing to the iPadというムービーが公開されています。

縦置き(ポートレート)のレイアウトを横置き(ランドスケープ)にする[レイアウト調整]機能、Interactive Overlay Creator、Digital Content Bundlerなどを使ったiPad用のコンテンツ書き出しのワークフローをデモしています。

2005年11月にスタートした当ブログDTP Transitも、そろそろ6年目に入ります。

DTP Transitは、次のような方針で運営しています。

  • 調べたこと、迷ったことなどを、社内だけでなく、社外の方にも共有する(そのため、誤りもあるかもしれません。
  • トレーニングの現場でいただいた質問、気になったことなどを共有する(その場では、できないと回答したことでも後でできたり、いい方法が見つかったり、などのケースに図入りでフォローできる)
  • アドビやアップルなどへのリクエストを、明示的に提示する場として
  • DTP関連のセミナー情報の告知の場として
  • 2009年5月からデジタルクリエイターズ、デジタルハリウッドと一緒にスタートしたDTP Boosterというセミナーイベントの告知、フォローなどの場として

今後もよろしくお願いいたします。

アメリカで開催されているAdobe MAX USにて、Adobe Digital Publishing Suiteが発表されました。

InDesignデータをiPadをはじめとするタブレットなどで閲覧するためのソリューションです。

  • Adobe Content Viewers for Adobe AIRとiOSをサポート(つまり、Blackberry PlayBook、Samsung Galaxy、Apple iPad、および近く市販が期待されているAndroidベースのタブレット機器が対象)
  • Suiteは、Production Service(制作環境)、Distribution Service(ホスティング、配信)、E-commerce Service(販売環境)、Analytics Service(分析)で構成される
  • ProfessionalとEnterpriseの2つのエディションとして2011年第2四半期に提供予定
  • Professional Editionの価格は月額699ドルと、使用ボリュームに基づく1号あたりの料金を合算したもの
  • Enterprise Editionは契約企業ごとに多年度契約を締結する形で提供され、購読者管理、印刷需要の充足、e-コマースなどバックエンドのパブリシング サービスと統合するためのAPIへのアクセスが含まれる

パブリックベータはAdobe Labsからダウンロードできるようになっています。

いわもとぶろぐでも取り上げられています。

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