【鷹野雅弘】による最近のブログ記事
2013年9月4日、ザ・ ドキュメントガーデン(神保町)でFBMフェア2013(主催:エフ・ビー・エム株式会社)が開催され、「Illustratorテクニック講座」セッションを鷹野雅弘(スイッチ)が担当しました。
参照リンク(アピアランス関連)
関連エントリーもあわせてご覧ください。
- 文字にアピアランスを設定する前に、塗りと線をなしにしておく理由(1)
- 文字にアピアランスを設定する前に、塗りと線をなしにしておく理由(2)
- Illustratorのアピアランスを地図で活用する(レイヤーに対してアピアランスを適用)
- アピアランスを使って自動で伸縮するポストイット風メモを作成する - DTP Transit(Illustrator, チュートリアル)
- [形状に変換]効果で、文字ごとに自動で囲み罫を付ける
- [形状に変換]効果で、文字ごとに自動で囲み罫を付ける(2)
- 文字の塗りを残したまま、アピアランスを使う場合には文字属性を最前面に
- [アピアランス]パネルに望むUIの改良ポイント - DTP Transit(CS4, CS5, Illustrator)
- アピアランス使用時のスミ文字のオーバープリントについて
- Illustratorでプラグインを使わずに、角を丸くする
- Illustratorのアピアランスで吹き出しを作る
- Illustratorの3つのアウトライン
- パスのアウトラインとアピアランス(グループアピアランス)
DTP Transitの運営会社(株式会社スイッチ)では、20年弱、Illustratorなどのハンズオントレーニングのセミナー講師などを行っていますが、トレーニングの現場では、まずインターフェイスを調整するところからスタートします。
- ツールボックス(ツールパネル)を2列表示に変更する:「上から3つ目の右」と、数えやすく、探しやすくなる
- アイコンパネルを展開しておく:アイコン化されていると2つのパネルを同時に扱えないのでパネルを開く手間が増える
- [ユーザーインターフェイス]環境設定で[明るさ]を「やや明るめ」に変更:暗いとツールのボタンのへこみがわかりにくい
- [ユーザーインターフェイス]環境設定で[カンバスカラー]を「ホワイト」に変更:スクラッチエリア(=アートボードの外)においたオブジェクトが見えにくい
- [表示]メニューの[ガイド]→[ガイドをロック]をクリックして、ガイドをロックしておく:初期設定では、ガイドのロックがオフになってしまっているため、ガイドが動いてしまう
初心者向け
- [ウィンドウ]メニューの[アプリケーションフレーム]をクリックして、 アプリケーションフレームを表示し、デスクトップが見えないようにする:Macに慣れていないユーザーは、意図せずデスクトップをクリックして、すぐにFinderに切り替わってしまう
これは、Illustratorでなく、Mac OSの設定ですが...
- Dockは["自動的に隠す"機能]をオンにして、 非表示にしておく:不用意に違うアプリケーションを起動してしまったり、切り替えてしまう
Fireworksの機能拡張として開発されていた「Specctr」(スペクター)が、なんとIllustrator CC対応になっています。
Specctrを使うことで次のことが可能になります(単位は選択している単位の種類に依存します)。
- 選択したオブジェクトの幅、高さを計測して寸法線として描画する
- 2つのオブジェクトの間隔を計測して寸法線として描画する
- オブジェクトを1つだけ選択しているときには、アートボードの上と左からの距離を計測して描画
- 選択したオブジェクトの塗りや線、不透明度などの情報を描画する
- 選択したテキストのフォント、フォントサイズ、塗りなどの情報を描画する
Web制作を行われている方なら説明不要だと思いますが、カンプなどを作成するとき、ビジュアルデザイナーからコーダーへの申し送りの際に、むちゃくちゃ重宝します。
私自身、著者なのですが、編集、DTPまですべて(社内で)行っています。さらに、数年前から「編プロ」的な仕事を受けるようになり、"編集"(原稿整理的な工程)が入っていない原稿を受け取るようになりました。
「こちらでなんとかするので、やりやすいように原稿ご用意ください」というのが基本ラインなのですが、最近、「これは困る」と泣くことがあるので、シェアしておきます。もちろん、その方を攻撃したり、貶める意図はまったくありません。雑誌などの執筆経験があるにもかかわらず、放置されていたということは、そのときの編集担当のフィードバック不足だと思います。
送り仮名や、適切に「ひらく」(漢字をひらがなにする)などは、編集者マターというより、その方の日本語への意識としても、どのようにデータを作って受け渡しをしていくかについては、受け手からもっとコミュニケーションしていくべきではないでしょうか?....
InDesignで図解を作らないでください
本当にざっくりしたものならいいのですが、複数のアートワーク、複数のテキストから構成される図解はInDesignでなく、Illustratorで作成しましょう。
2013年11月23日(土)、ベルサール九段でdot-ai, Vol.2が開催されます。今回は「ネタ祭り2013」として、13のショートセッションで構成。
- 尾花 暁/スクリプトを使って作業を効率化しよう!
- 樋口 泰行(樋口デザイン事務所)/Illustratorで作る漫画的表現
- 大倉 壽子/脱EPS!正しいデータ作成のすすめ〜ダイジェスト版〜
- カワココ(イラレラボ)/Illustratorで光の表現
- 五十嵐 華子(hamko)(イッカラボ)/Illustrator3Dでラクするイラスト作成
- 茄子川 導彦(ADAM)/ラクする文字用アピアランス
- 今関 洋一/3Dマッピングの平面的活用 --見出しにビットマップ画像を取り入れる--
- 高橋 としゆき(Graphic Arts Unit)/画像トレースを活用した表現あれこれ
- 楠藤 治(ディメンションナントウ)/シンボルで作るライブラリ+AI-AIリンク
- 黒葛原 道(eater)/IllustratorでWebデザインする方法
- イシジマ ミキ(ザ・マーズナレッジ)/補助線を使って、弧が美しいロゴを作る
- 井上 明(ライトハウス)/これだけは押さえておきたい、Illustratorでの文字の並べ方
- 鷹野 雅弘(スイッチ)/アートボード機能を使い倒す
「dot-ai」(ドット・エーアイ)は、ユーザー有志によって企画されているIllustratorに特化したセミナーイベントです。
ずっと先のようですが、本日からお申し込みをスタート。9月20日15時まで2,000円引きです。ぜひ、ご参加ください!