第184回バンフーセミナー「Illustrator徹底攻略(シンボル、ライブカラー編)」が終了しました
2017年3月23日(木)、ベルサール神保町で第184回 バンフーセミナーが開催され、『Illustrator徹底攻略(シンボル、ライブカラー編)』をテーマに、鷹野 雅弘(スイッチ)が出演しました。
シンボルはIllustrator 10、ライブカラーはIllustrator CS3から搭載されています。どちらも使い込んでいる人が少ないようですが、Illustratorの制作において不可欠なものです。今回は、2つのテーマについて、使いどころやメリット、現場での使いこなしなど、じっくり掘り下げます。
シンボルは16年前の2001年、ライブカラーは10年前の2007年からある機能。いずれも見落とされがちなものですが、どのような制作物をお作りの方でも不可欠なものでしょう。
今回は、Adobe Creative Stationで連載中の記事のライブ版的な位置づけでした。
- ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識(3)メリットいっぱい、使ってこなかったことを後悔するシンボルの活用 | Adobe Creative Station
- ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識(4)すべてカラーリングは、ライブカラーにおまかせ | Adobe Creative Station
Illustrator CC 2017対応の改訂版を準備中ですが、全ページ差し替え予定ですので、ぜひ、『10倍ラクするIllustrator仕事術』(増強改訂版)をご一読ください。特にアピアランスまわりは、おさえておきたいノウハウです。
アンケート回答のお願い
ご参加いただいた方は、ぜひ、アンケートへの回答をお願いします(デモデータなどをお送りします)。
アンケートの回答期限は、1月30日17時です(セミナーの感想などをフィードバックいただきたいので、アンケートにはセミナーに参加された方のみご回答ください)。
参照リンク
シンボル
- Adobe Creative Stationの連載「ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識」にて公開したシンボル編の補足 - DTP Transit
- 複数のオブジェクトを後からシンボルに変換する | 鈴木メモ
- Illustratorのオブジェクトをシンボルに置き換えるスクリプトを作りました(CS5以降対応) - saucer
- Illustratorでアクションを実行する1行スクリプトを用意して、キーボードショートカットの自由度を高める - DTP Transit
- Ai Script Assist for Windows
--Keyboard MaestroのExecute an AppleScriptならファイル不要
— したたか企画 (@sttk3com) 2017年2月14日
--以下の記述でCS2まで遡れるはず
tell app "Adobe Illustrator" to do script "アクション名" from "セット名" https://t.co/WmhaldYfXP
- Illustratorのグループを一気にシンボルへ変換するスクリプトを作りました(CS5以降対応) - saucer
- 3flab inc. | 重複したシンボルを統合
- 3flab inc. | シンボルを解除
ライブカラー
- Adobe Creative Stationの連載「ベテランほど知らずに損してるIllustratorの新常識」にて、ライブカラー編を公開 - DTP Transit
- カラーバリエーションを作る以外にも、Illustratorのライブカラーは最強 - DTP Transit
- 地味ながら、納得できるライブカラーの使いどころ - DTP Transit
- ライブカラー(オブジェクトを再配色)で黒/白を対象にするには - DTP Transit
- ライブカラーで「この色!」を指定するためのTips - DTP Transit
- Illustratorのデフォルトのパターンスウォッチを使い倒す - DTP Transit
- パターンスウォッチの色を変える方法 | 鈴木メモ
グローバルカラー
その他
質問とその回答
セミナー中やセミナー後、アンケートにていただいた質問と、その回答を共有します(後日、追記することがあります)。
シンボルやライブカラーを使っても出力は大丈夫でしょうか? 現在、おつきあいのあるところでは「アピアランスは分割、テキストはすべてアウトライン化」するように言われています。
シンボルやライブカラーは、ある意味、出力には無関係ですので心配不要です。ただし、シンボルを縮小したとき、少し心配な部分があります。その場合には、すべてのシンボルのリンクを解除するとよいでしょう。
なお、「アピアランスは分割、テキストはすべてアウトライン化」は10年以上前の考え方です。現在は、PDF/X-4が主流。闇雲に分割せず、そして、テキストはPDF内に埋め込むのがよいでしょう。直しに強いデータ作りを行っても、出力がボトルネックになってしまうということは、制作サイドの負担が増えるだけです。そのコストに見合うものかどうか、シビアに検討された方がよいと思います(出力費用は安くあがっても制作費というコストがかさむなら、コスト増になってしまっていることもある)。
ライブカラー(オブジェクトの再配色)に、どんなキーボードショートカットを与えていますか?
command+F3です。
以前は、command+option+shift+C(color)に設定していましたが、片手(左手のみ)で呼び出せるようにしたところ、ものすごくはかどります。
BGM
開演前はこちらです。スペシャルズは好きですね。
Keyboard Maestroには、どんなものを登録されていますか?
共有しますので、直メールください。DTP Transitにもこまめに出しています。
マシンのスペックについて教えて欲しい
MacBook Pro (Retina, Late 2013) 、メモリ16GB、SSD 1TBです。事務所では、Dell UP3214Qにつないでスケーリングで1920-1080で表示しています。
おそらく終了後にお声がけくださった方だと思いますが…
- CPUのクロック数よりも、コア数が多い方がよい
- Fusionドライブよりも、SSDのみ
- GPU多めが吉