page 2016「クリエイティブゾーンセミナー」での『Illustratorのシンボル機能を使い尽くす 2016』セッションが終了しました
2016年2月4日(木)、サンシャインシティコンベンションセンターで開催されているpage2016のクリエイティブゾーンセミナーにて、『Illustratorのシンボル機能を使い尽くす 2016』セッションを鷹野雅弘(スイッチ)が担当しました。
アートワーク内に複数回出現するロゴマークなど、シンボルを使うことでファイル容量は軽く、また、直しに強いデータになります。しかし、シンボルのパワーはこれだけではありません。
Illustratorのシンボル機能が搭載されたのは2002年のバージョン10。14年たって、Illustrator CC 2015.2(19.2)では「ダイナミックシンボル」という機能強化も行われました。
シンボルだけで50分。使い尽くすためのヒントやTipsをたっぷりとご紹介します。
参照リンク
- 「生でエキスパートが語る」第3回に鷹野雅弘が出演しました『Illustratorのマスクに関するアレコレ』 #ekinama - DTP Transit
- 2002年の重大ニュース
- Adobe Illustrator 10 新機能活用 - シンボル機能
- Adobe Illustrator 10 新機能活用 - シンボル機能
- 複数のオブジェクトを後からシンボルに変換する | 鈴木メモ
- Illustratorのオブジェクトをシンボルに置き換えるスクリプトを作りました(CS5以降対応) - saucer
- Illustratorのグループを一気にシンボルへ変換するスクリプトを作りました(CS5以降対応) - saucer
- 3flab inc. | シンボルを解除
ダイナミックシンボル+アピアランスが活躍するとすればこんな感じかなぁ(星の数を変形効果で増やすとか) pic.twitter.com/Xskj3NBDiJ
— 高橋としゆき (@gautt) 2015, 12月 2
いただいた質問
インスタンスごとに、拡大縮小などの変形を与えているとき、シンボルの置換を行うとどうなりますか?
各インスタンスの変形などの情報を引き継ぎます。変形などの情報をクリアするには、コントロールパネルの[リセット]ボタンを押します。
ダイナミックシンボルでシンボルをオーバーライドした後,グラフィックスタイルのように簡単にオーバーライドを消去した状態に戻せるのか不安に思った
コントロールパネルの[リセット]ボタンを押せば戻ります。ちなみに、変形を加えている場合には、[シンボル]パネルメニューの[変形をリセット]でOKですが、ダイナミックシンボルを構成するエレメントへのカラーなどのリセットをパネルメニューからは実行できません。
ダイナミックシンボルで、構成するオブジェクトを呼ぶ名前はありませんか?
付けるとしたら「シンボルエレメント」とか「シンボルコンポーネント」あたりになると思いますが、公式では用意されていません。
シンボル(特にダイナミックシンボル)は、印刷で間違いなく出るのでしょうか?
問題ないと思いますが、ご心配の場合には、シンボルへのリンクを解除を行ってください。
- コントロールパネルの[リンクを解除]ボタン
- [シンボル]パネル下部の[シンボルへのリンクを解除]ボタン
追記
シンボルの利点として「(シンボルインスタンスは実体を持たないので)ドキュメントが軽くなる」「シンボルへの編集が、シンボルインスタンスに一括で反映される」ことをご紹介しました。
このほか、「シンボルにしておくと、不用意にアンカーポイントなどをいじってしまう恐れがない」こともありますね。
動画
page2016-Ai-symbol-takano-b from indd-jp on Vimeo.