第134回 バンフーセミナー(IllustratorユーザーのためのInDesign)が終了しました
2012年3月14日ベルサール神保町3Fにて第134回 バンフーセミナーが開催され、鷹野雅弘が出演しました。
今回のテーマは「IllustratorユーザーのためのInDesign」。
「文章を扱うならInDesignだよ」と言われてもなかなかInDesignに踏み込めないIllustratorユーザー向けに、すぐにInDesignを使いはじめられる必要最低限の機能にフォーカスしてご紹介します。
という感じでInDesignの"とっかかり"になるセミナーとなりました。
レジュメ
次のようなことを扱いました。
最初につまづく3つのポイント
- トリッキーな新規ドキュメント作成
- クリックしても文字入力はできない!?
- テキスト編集時はoptionキー、それ以外はスペースバー、大は小を兼ねるには?
InDesignならでは機能
- 段落境界線
- フチ文字
- 先頭文字スタイル
- 表組み
デモデータをダウンロード(3.1MB)
なお、追ってYouTubeのバンフーセミナーチャンネルにて動画を公開予定です。
補足
次回のバンフーセミナーは5月の予定です。下記などでお知らせします。
追記(2012年3月17日):
終了後に個別にいただいた質問をまとめました。
- Illustratorから、テキストデータをInDesignに持って行くことはできますか?
- できません。
ただし、Illustratorのテキストをオブジェクトとして貼り付けることは可能です。
文字データとして持ってくるには、[クリップボードの処理]環境設定で、[他のアプリケーションからテキストおよび表のペースト]で「テキストのみ」を選択します。 - Illustratorのアピアランスで特定のフチのみをずらすことはできますか?
- [パスの変形→変形]で[移動]の距離を設定すれば可能です。こちらのエントリーを参考にしてください。
- QuarkXPressだと、command++、command+-キーで拡大縮小ができますが...
- もちろん、InDesignでもできますが、command++などの場合、マウスポインタがある場所が中心に拡大しますし、何度も繰り返さないと思い通りの拡大率になりません。そこで、command+スペースで[手のひらツール]に切り替えてズームインするのが一番スピーディだと考えます。
- デフォルトのフォントを変更するにはどうすればいいですか?
- InDesignの場合、何もドキュメントを開いていない状態で設定します。次から作成するドキュメントに反映されます(QuarkXPressでいう、グローバル/ローカルという考え方と同様です)。
Illustratorでは、新規ドキュメントを開くときに、プロファイルを選択します。このプロファイルの複製を作っていることですので、このプロファイルを変更します。
例:「/Users/takano/Library/Application Support/Adobe/Adobe Illustrator CS5.1/ja_JP/New Document Profiles/プリント.ai」 - QuarkXPressをずっと使ってきました。用語なども異なり、なかなかInDesignに移行できません。
- こちらのエントリーが参考になるかもしれません。
追記(2012年4月5日):
動画が公開されました。