PAGE 2011『制作者のための出力できるPDF』セッションのレポート:ほんとにあった「怖いオーバープリント」の話
PAGE 2011のデジタルワークフロー・ソリューションZONEにて、今回、一番楽しみにしていたのが、松久 剛さん(大日本スクリーン製造)の『制作者のための出力できるPDF』です。
何度か聞いたことがありますが、毎回、パワーアップしてわかりやすくなっています。いつも発見があります。
機会があったら、ぜひ一度(と言わず何度か)聞いてみることをオススメします。
特に印象に残った「怖いオーバープリント」についてご紹介します。
塗りが「白」のオブジェクトに、オーバープリントを設定するとアラートが出ます
塗りが「白」のオブジェクトを選択して、[属性]パネルで[塗りにオーバープリント]にチェックを付けます。
白にオーバープリントを設定すると、出力結果は透明になってしまいますので、Illustratorは次のようなメッセージを表示します(いろいろ書いてあるけど、要するに、ダメだよ!と)。
塗りが「黒」のオブジェクトに、オーバープリントを設定し...
塗りが「黒」のオブジェクトを選択して、[属性]パネルで[塗りにオーバープリント]にチェックを付けても、まったく問題ありません(というかよく行う処理です)。
ところが、オーバープリントを設定した後に、塗りのカラーを「白」に変更すると、先のようなメッセージは出ません。[属性]パネル内にさりげなく警告アイコンが表示されますが、十中八九見落としますよね。