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+DESIGNINGが定期的にセミナーを開催するようです。第1回目は「色」をテーマに10月18日に開催されます。
デジタルスケープ主催、株式会社マルチビッツ共催で開催されたMac OS X、Adobe CS3への移行「ノウハウ」セミナーのフォローアップ第2弾です。
第1弾はこちらです。
- InDesign CS3と、下位バージョンとの互換性は?(InDesign CS2、InDesign CSで読めますか?)
- InDesignの導入にあたり、バージョンの統一は大きな問題です。
InDesign CS3ドキュメントは、InDesign CS2で開くことはできません。
InDesign CS2で読むためには、InDesign CS3のメニューバーの[ファイル] → [書き出し]を選択して、「InDesign互換」フォーマット(.inx)で書き出します。
InDesign CS3から書き出された「InDesign互換」ドキュメント(.inx)は、InDesign CS2で開くことができます(InDesign CSで開くことはできません)。
同様に、InDesign CSでInDesign CS2を開くためには、InDesign CS2から「InDesign互換」ドキュメント(.inx)で書き出します。
InDesign CS3ドキュメントを、InDesign CSで開くためには、「InDesign互換」への書き出しを2回行う必要があります。
InDesign CSからも「InDesign互換」を書き出すことができますが、InDesign 2では「InDesign互換」ドキュメントを開くためのプラグインが配布されていないため、開くことはできません。
なお、上記バージョンにしかない機能は、消失したり、設定が変わることがあります。 - QuarkXPressファイルをInDesignで開くことができると聞きましたが...?
- QuarkXPressファイルは、InDesignの各バージョンで開くことができます。
ただし、すべてが保持されるわけではありませんので注意深く検証する必要があります。
特に、QuarkXPressのXtensionは、InDesignには対応していません。
なお、私の経験ではQuarkXPressドキュメントをInDesignで開くとファイルサイズが重くなってしまいました。InDesign上からオブジェクトを削除しても、ファイルサイズが減らないことがありました。余裕のあるときには、InDesignでゼロスタートしたほうがよいでしょう。 - フォント管理ソフトは何がよいですか?
- フォント管理ソフトの選択肢には、Font Book、Extensis Suitace Fusion、Linotype FontExplorer Xなどがあります。
Font BookはMac OS Xに付属するため、余計な出費なく使えます。フォント管理の際、フォントを移動して管理するため、特にマルチユーザー環境ではおすすめできません。
Extensis Suitcace Fusionは、Mac OS 9時代から定評ある「Suitcase」のMac OS X対応版。IllustratorやInDesignなど、開こうとするドキュメント内にフォントがない場合に、自動でフォントをオンにする(アクティベート)などの機能があります。唯一の難点は、導入費用として12000円ほど(Amazonでは10,944円)かかることです。
Linotype FontExplorer Xは、ライノタイプ社から無償で提供されています。非常に安定していて使い勝手のよいアプリケーションですが、ユーザーインターフェスが英語なのが難点です(和文フォントは使えます)。
また、インストール時にSuitcaseのように自動アクティベートを行うためのプラグインを、Illustrator、InDesignにインストールしようとします。 日本語環境ではうまく動作しないのでインストールしないように注意しましょう。
10月25-26日、 TOC ARIAKE / CONVENTION HALLにてPhotoshop World 2007が開催されます。
目玉のキーノートセッション『史上最強の「Photoshopスーパースターズ」特別講演』では、 John Knoll (第79回アカデミー賞視覚効果賞 ILM所属 / 「パイレーツ・オブ・カリビアン」視覚効果スーパーバイザー)、Thomas Knoll (Photoshop生みの親)、Russell Brown (Photoshopの伝道師)など、たくさんのセッションが開催予定です。
9月12-13日に「InDesignコンファレンス東京」というイベントが終了しました。私(鷹野)も受講者として参加しましたが、充実したセッション内容で、会場も盛況でした。
ぜひ、次回の開催を望みます。
DTP tech. Noteにて、市川せうぞーさんが配布資料一覧等を公開されています。
▲こちらの写真は、ナット・マッカリーさんによる「アドビ段落コンポーザーの詳細説明」のようす