Keynoteでデフォルトテンプレートを使うときには、マスターで日本語フォントを指定し直すこと

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2011年5月17日、更新日:2013年4月30日
 

ちょっとDTPという枠からははずれてしまうのですが、組版、フォント、Mac OS X絡みということもありますし、参照いただけるようにメモしておきます。

テーマ「グラデーション」を使うと欧文はGill Sansになる

Keynoteで、人気のテーマのひとつ「グラデーション」を使うと、

No-GillSans-01-s2.jpg

次のように、数字の「1」と小文字の「エル」の見分けがつかなくなってしまいます。プレゼンのような場面では、これは致命的です。

No-GillSans-02-s2.jpg

マスタースライドを選択し、スライド上のテキスト(ボックス)を選択すると、

No-GillSans-03-s2.jpg

[フォント]パネルでは「Gill Sans」が選択されています。つまり、欧文部分はGill Sans、それ以外(和文)はヒラギノ角ゴW3で表示されます。

No-GillSans-04.jpg

[フォント]パネルで、ヒラギノ角ゴW3を選択しておきましょう(ほかのマスタースライドもチェック)。

No-GillSans-05.jpg

テーマ「ストーリーボード」を使うと欧文はAmerican Typewriterになる

もっと悲しいのが「ストーリーボード」です。

No-GillSans-07-s.jpg

これだと、欧文部分はAmerican Typewriter、それ以外(和文)にはヒラギノ明朝W3で表示されます。組み合わせとしては最悪ですね。

文章によっては、欧文部分がロゴのように浮かび上がってしまい、「特別な意味があるのか?」と勘ぐってしまいます。

No-GillSans-09-2.jpg

まとめ

Keynoteのテーマは、完全にローカライズされていません。そのまま使わずに、必ずマスタースライドでフォントを指定し直しましょう。

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