Keynoteでデフォルトテンプレートを使うときには、マスターで日本語フォントを指定し直すこと
ちょっとDTPという枠からははずれてしまうのですが、組版、フォント、Mac OS X絡みということもありますし、参照いただけるようにメモしておきます。
テーマ「グラデーション」を使うと欧文はGill Sansになる
Keynoteで、人気のテーマのひとつ「グラデーション」を使うと、
次のように、数字の「1」と小文字の「エル」の見分けがつかなくなってしまいます。プレゼンのような場面では、これは致命的です。
マスタースライドを選択し、スライド上のテキスト(ボックス)を選択すると、
[フォント]パネルでは「Gill Sans」が選択されています。つまり、欧文部分はGill Sans、それ以外(和文)はヒラギノ角ゴW3で表示されます。
[フォント]パネルで、ヒラギノ角ゴW3を選択しておきましょう(ほかのマスタースライドもチェック)。
テーマ「ストーリーボード」を使うと欧文はAmerican Typewriterになる
もっと悲しいのが「ストーリーボード」です。
これだと、欧文部分はAmerican Typewriter、それ以外(和文)にはヒラギノ明朝W3で表示されます。組み合わせとしては最悪ですね。
文章によっては、欧文部分がロゴのように浮かび上がってしまい、「特別な意味があるのか?」と勘ぐってしまいます。
まとめ
Keynoteのテーマは、完全にローカライズされていません。そのまま使わずに、必ずマスタースライドでフォントを指定し直しましょう。