【原稿整理、編集】カテゴリの記事
ATOKなんかでは「おこなう」を入力しても「行なう」は出てこないですし、いやいや「行う」でしょう、と思い込んでおりました。
しかし、「行く」の過去形「行った」(いった)と、「行った」(おこなった)。どちらも同じ表記で異なる読みです。文脈を見れば、「いった」なのか「おこなった」なのかは判断できそうですけど、“紛らわしくない”っていうのは偉大と考えます。
一応、許容されるそうなんですが、ややこしいので揃えちゃえばいいのに、と思ったり。
書籍の校正作業では、ざっと次のような人間がかかわります。
- 著者(場合によっては複数人)
- 編集者
- オペレーター(InDesignとかを作業する人)
- レビューアー(場合によって)
単純に、著者の意向を編集者に伝えたとしても、次のようなケースで反映されないことがあります。
- あえてなのか、編集者がオペレーターに指示しない
- モレなのか、オペレーターによる修正が行われない
複数回答のアンケート設問への回答をExcelで集計するときのことを考えます。
私自身、著者なのですが、編集、DTPまですべて(社内で)行っています。さらに、数年前から「編プロ」的な仕事を受けるようになり、"編集"(原稿整理的な工程)が入っていない原稿を受け取るようになりました。
「こちらでなんとかするので、やりやすいように原稿ご用意ください」というのが基本ラインなのですが、最近、「これは困る」と泣くことがあるので、シェアしておきます。もちろん、その方を攻撃したり、貶める意図はまったくありません。雑誌などの執筆経験があるにもかかわらず、放置されていたということは、そのときの編集担当のフィードバック不足だと思います。
送り仮名や、適切に「ひらく」(漢字をひらがなにする)などは、編集者マターというより、その方の日本語への意識としても、どのようにデータを作って受け渡しをしていくかについては、受け手からもっとコミュニケーションしていくべきではないでしょうか?....
InDesignで図解を作らないでください
本当にざっくりしたものならいいのですが、複数のアートワーク、複数のテキストから構成される図解はInDesignでなく、Illustratorで作成しましょう。
Mac OS Xで、command+shift+4でキャプチャを撮ると次のようになります。
この影を次のようにする「Minishadow」というユーティリティがあります。