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2016年1月20日、ワテラス コモンホールで第172回バンフーセミナーが開催され、「DTPオペレーター・デザイナーのための表計算」セッションを鷹野雅弘(スイッチ)が担当しました。
「適切なファイル名」を付ける必要に疑問を感じる
これまで書籍で使う図版などのファイル名は、RenamerやShupapan、ABFRなどを使って、丁寧にリネームしてきました。キャプチャ撮りながら原稿を作る急ぎ案件で、リネームせずに進めてみたところ、これでいいような気がしてきました。
というのもDropboxの[Dropboxでスクリーンショットを共有]機能を使いはじめたら、後から移動する手間が減り、スクリーンショットファイルを一元管理できて、また、リンク切れも少なくなったためです。もちろん、最終的にはパッケージ(リンクファイルの収集)を行います。
デフォルトでは「スクリーンショット 2015-05-05 3.34.16.png」のように、ファイル名は「スクリーン」+タイムスタンプ(「日付」+「時刻」)+拡張子で保存されます。タイムスタンプに時刻が入っているため、下手にリネームするよりも、そのままの方が“一意”(いちい、unique)なのです。
適切なファイル名を付けた方があとから探しやすそうですが、実際のところ、リンクファイルはInDesign(やIllustrator)の[リンク]パネルから参照することが多いため、ファイル名が必要になるケースは意外に少ないのです。
ただし、ファイル名は英数字にしておきたいですし、ファイル名にスペースや「.」を使いたくありません。 また、Webで利用する際、画像の幅や高さの情報が必要になることがあるのです。スクリーンショットのファイル名を変更するのでしたら、「幅」や「高さ」の情報を入れることができると便利です。
これらのことを考えながら、自分なりのワークフローを最適化してきた経緯をまとめてみます。
まとめ
- 「defaults」コマンドを使って、スクリーンショットの保存先を「Dropbox」フォルダー内の「Pictures」フォルダーに指定する(Snapzの保存先は、Snapz内で設定)
- Hazelを使って、ファイル名を「screenshot-タイムスタンプ.拡張子」に自動リネームする
- 画像の幅/高さの情報は、「Pictures」フォルダーをリスト表示し、「大きさ」の項目を表示して確認する
デフォルト | 修正 | |
---|---|---|
保存先 | デスクトップ | Dropbox/Pictures |
ファイル名 | 「スクリーン」+タイムスタンプ(「日付」+「時刻」)+拡張子 | Hazelを使って、ファイル名を「screenshot-タイムスタンプ.拡張子」に自動リネーム |
ファイル名の例 | スクリーンショット 2015-05-05 3.34.16.png | screenshot-20150505-033416.png |
幅/高さ | 10.9以降、参照が困難 | 「Pictures」フォルダーをリスト表示し、「大きさ」の項目を表示して確認 |
Illustratorの[書式]メニューの[大文字と小文字の変更]のサブメニューの[単語の先頭のみ大文字]や[文頭のみ大文字]などを使うことで、大文字・小文字をコントロールすることができます。
省略線(途中を省略したことを示す波線)について、どうしたものか、と、もう10年以上、アレコレやってきましたが、これが最強っぽいと思われる案をご紹介します。
完成形
できればお願いしたいこと
- 本文中の()[]は全角で入力してください。
半角で入力する場合、前後にスペースを入れないでください。 - 製品名などは、正確なスペル(大文字小文字を含め)を使う(Twitter、Facebookなど、ロゴと正確な表記が異なる固有名詞に注意、誤りやすい製品名など)
- 「できる」、「こと・もの・とき」、「さまざま」などは、適切にひらくこと(=ひらがなで表記する)
下記もご覧ください。