長い文章を扱うにはInDesignですが、ちょっとしたテキストの場合にはIllustratorです。
ところがIllustratorでは次のようなことができません。
- インライン入力をオフにする(遅いので)
- テキストを動かさずに、行揃えを変更する
- 段落スタイル、グラフィックスタイルをキーボードショートカットで適用する
- 複数行のテキストをバラバラにしたり、つなげたり、改行を削除して1行にする
- バージョンダウン(アップ)や、PDFからの変換の際など、意図せず、テキストがバラけてしまったテキストを連結する
- テキストの数字を増減する
2017年5月24日(水)、ベルサール神保町で第186回 バンフーセミナーが開催され、『Photoshopの非破壊編集と進化した“コンじる”』をテーマに、鷹野 雅弘(スイッチ)が出演しました。
Photoshopで直しに強いデータ作りには「非破壊編集」が不可欠です。調整レイヤー、スマートオブジェクト、スマートフィルター、ベクトルマスクなど、非破壊編集の基本から体系的に解説します。 一方、ここ数年の“Photoshopマジック”の中心となっている「コンテンツに応じる」(通称「コンじる」)は、バージョンアップにつれ、使われる場面が増えています。 DTP、Webなど分野を問わず、Photoshopをお使いの方なら、明日からすぐに役立つ考え方、テクニックをご紹介します。
アンケート回答のお願い
ご参加いただいた方は、ぜひ、アンケートへの回答をお願いします(デモデータなどをお送りします)。
アンケートの回答期限は、5月30日17時です(セミナーの感想などをフィードバックいただきたいので、アンケートにはセミナーに参加された方のみご回答ください)。
こちらは、InDesign、XD、Illustrator、Photoshopの各パネルを並べたものですが、かろうじて、IllustratorとInDesignは一緒ですが、Photoshop、XDが独自路線を走っていてどういうものか、と思います。
ずーっと前からこの調子ですが、これは揃っていないとおかしい。ひとつひとつ項目名を見ながら…というものでもないですし、何よりソウルがない気がします。
銀行のATMで、パスワードを入力するたびに、数字キーの配置が変わりますが、それに近い感覚…
WとHの連携のアイコンも、/と形状が統一されておらず、IllustratorとInDesign、XDは縦、Photoshopは横だったりと、ちょっと悲しい。
改めて問題提起まで。
経理的な作業など、ガッツリ数字を使う場合にはテンキー付きのキーボードを使いますが、出先でMacBook Proのみ作業する場合、ちょっとした数字入力に、QWERTYのすぐ上に横並びになっている数字キーを使うのは非効率的です。
かろうじて、ストアにはApple Keyboard (テンキー付き - US) が残っているけれど、ずっとアップデートされていません。
Karabinerを使うと、fnキーを押しながら、次のように入力できるようになります。
InDesignを使用しているとき、次のようなケースで困る場合があります。
- URL(意図しないところで改行させたくない)
- スペルチェックさせたくないフレーズ(あえて、表記を変えているものなど)
- ソースコード:間抜け引用符で記述すべきところ、変換されてしまう
先日開催された『モリサワの組版教室』を受講してきました。
ご参考までに、正規の金額(税込10,000円)にて普通に参加しており、この記事には宣伝っぽいニュアンスはありません。
内容
次の3つを柱に、基本からガッツリ6時間、途中にお昼休憩をはさみ、10-17時の1日のセミナーです。
- 文字構造と組版 DTP までの歴史・フォントの特徴と選び方・字面・字詰と行長・組版の単位・文字種など
- 日本語組版の考え方 タテ組とヨコ組の違い・約物の扱い方・詰め組・レイアウト設計・ルビ・和欧混植・数字と欧文・見出し・注・表組など
- デジタルフォントと文字コード フォントフォーマット・異体字・JIS2004・ユニコード・IVS・EPUB・多言語など
付属してきたもの
講義に用いているスライドをプリントアウトされたものに加え、下記が机におかれていました。
InDesignの段落スタイル徹底攻略(詳細レジュメ)
2017年1月に開催された第182回 バンフーセミナー『InDesignの「段落スタイル」徹底攻略』を再構成してみました。
「自動適用(文字スタイル)」以降、手薄になっていますが、公開してみます。
おそらく多くのIllustratorユーザーが見落としている機能のひとつに[選択]メニューがあります。この中でも[共通]や[オブジェクト]のサブメニューには「お宝」が眠っています。
年表やタイムライン、番号リストなど、テキスト内でだんだん数字の増加(減少)していくことがありますが、Illustratorのデフォルトではがんばるしかありません。それらをラクにするスクリプトをご紹介します。
なお、増加はインクリメント、減少はデクリメントといいます。
IllustratorやInDesignなど、DTP系アプリケーションを使う際、ファイル名やスタイル名などは、極力英数字を用い、また、スペースを使わないのが無難です。
- メールはともかく、ウェブやサーバーなどで使う場合、スペースは「%20」と変換されてしまうことがある
- macOS←→Windowsでデータを共有する場合、ファイル名内の濁点が文字化けする(InDesignのリンクファイル)
連結方法の呼び方
大文字で区別するほか、ハイフン、アンダースコアで連結する方法があります。
呼び方 | 例 | 連結方法 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
キャメルケース | camelCase | (大文字) | らくだ | ![]() |
スネークケース | snake_case | アンダースコア | 蛇 | ![]() |
ケバブケース | kebab-case | ハイフン | ケバブ | ![]() |