嵯峨本フォントと書籍『文字を作る仕事』

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2016年6月30日、更新日:2016年7月 1日
 

ついぞ、ノーチェックだったのですが、嵯峨本(さがぼん)フォント、ご存じでしょうか?

type.centerから引用すると、

「嵯峨本フォントプロトタイプ」は、2012年に嵯峨本フォントプロジェクトが発表した試作書体です。 このプロトタイプフォントは、伊勢物語の一段と九段の全文を組むために必要と考えられる文字を選抜し、字游工房の協力を得て試作したものです。

書籍『文字を作る仕事』

鳥海(とりのうみ)修さんの『文字を作る仕事』が来月発売になるそうです。

本や新聞、PCやモバイルなどで毎日、目にする文字。当たり前のように存在しているが、じつは読みやすさや美しさを追求するデザイナーの手によって生み出されている。フォント制作会社「字游工房」の代表にして、書体設計士の著者は、どのように文字作りの道を目指し、歩んできたのか? これまでに制作した文字。その文字に込めた思想。理想の文字。影響を受けた人たちとの交流……。「水のような、空気のような」書体を目指して活動してきた37年間を振り返り、これからの文字作りにつなぐ思いをつづる。

ご参考までに鳥海さんは、ヒラギノや游ゴシックなどを制作された字游工房の代表の方です。

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