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2月16-17日、大阪グランキューブで開催されている大塚商会実践ソリューションフェアにて、「電子書籍データの効率的な作成方法を教えます」セミナーにご参加くださった方へのフォローアップ記事です。
本日のスライドはこちらです(要パスワード:パスワードはセミナーの番号3文字です)。
- The Unarchiver(パスワード付きZipファイルの解凍)
参照リンク(DTP Transit内):
- DTPのスタイル機能と、Web/ePubのCSSの違い(1)
- DTPのスタイル機能と、Web/ePubのCSSの違い(2)
- PAGE 2011『DTP制作者のための EPUBのXHTML+CSS編集』セッションフォローアップ(2) - DTP Transit
- 2010年12月現在、入手できる電子書籍の作り方に関する書籍/雑誌/ムックのリスト
- InDesignから書き出したXHTMLファイルのソースコードの整形
- ePubに関するメモ(主に参照リンク)
- InDesignからePub書き出しする光と影
- InDesignからePub書き出しするときの段落スタイル名
そのほかの参照リンク:
PAGE 2011でのセミナー終了後に、リクエストいただいたので、ePub編集を行う上で最低限覚えておきたいタグなどをリストアップしてみました。
最低限覚えておきたいHTMLのタグ
ブロックレベル要素は「段落スタイル」、インライン要素は「文字スタイル」にあたります。
ePubで使えるHTMLのタグはこちらに定義されています。
種類 | カテゴリ | タグ | 読み方 | 意味 | 由来 |
---|---|---|---|---|---|
ブロックレベル | 骨組み | html | エイチティーエムエル | - | |
head | ヘッド | - | |||
body | ボディ | - | |||
テキスト | h1〜h6 | エイチ | 見出し | heading | |
p | ピー | 段落 | paragraph | ||
div | ディブ | 任意の範囲、グループ化 | division | ||
リスト | ul | ユーエル | 番号なしテキスト | unordered list | |
ol | オーエル | 番号付きテキスト | ordered list | ||
li | リストの項目 | list item | |||
その他 | table | テーブル | 表 | - | |
インライン | 強調 | em | エム | 強調 | emphasis |
strong | ストロング | より強調 | - | ||
その他 | a | エー(アンカー) | リンク箇所 | anchor | |
br | ビーアール | 改行(段落内) | line break | ||
img | イメージ | 画像 | image | ||
span | スパン | 汎用的に使用 | - |
本日のPAGE 2011内、『DTP制作者のためのEPUBのXHTML+CSS編集』にご参加された方へのフォローアップです。
ご参加ありがとうございました。あのスペースに、立ち見を入れて、240名ほどの方にご拝聴いただいたようです。お約束のDreamweaverのクエリー(検索条件ファイル)はこちらです(要パスワード)。
- The Unarchiver(パスワード付きZipファイルの解凍)
参照リンク:
- DTPのスタイル機能と、Web/ePubのCSSの違い(1)
- DTPのスタイル機能と、Web/ePubのCSSの違い(2)
- 2010年12月現在、入手できる電子書籍の作り方に関する書籍/雑誌/ムックのリスト
- InDesignから書き出したXHTMLファイルのソースコードの整形
- ePubに関するメモ(主に参照リンク)
- InDesignからePub書き出しする光と影
- InDesignからePub書き出しするときの段落スタイル名
セミナー終了後にリクエストいただきましたので、追って、必須のHTMLタグ、CSSのプロパティについて、こちらに記載予定ですしました。
インプレスから「OnDeck(オンデッキ)」が12月22日に創刊されました。OnDeckは、"電子出版をテーマにした、電子出版産業に携わる人たち向けの、週刊電子雑誌"と定義されています。
創刊号は無料で読めます。
OnDeckでは、EPUBというリフロー型標準規格の文書フォーマットを採用しています。リフロー型とは、表示する端末の画面サイズに合わせて、表示文章がリアルタイムにレイアウトされるタイプの電子コンテンツのことで、1つのソースを読書専用端末のほか、iPadやスマートフォン、パソコンなどのマルチデバイスで読むことができるという大きな利点を持ちます。また読者が、読書時に文字サイズの変更が可能になるという特長もあります。
EPUBは、国際的な標準化団体であるIDPF(International Digital Publishing Forum)が規格策定していることから、世界的に普及し始めています。特に米国では、大手出版社の多くがこのフォーマットを採用しており、今後に期待が集まっています。しかし日本では、まだ縦書きなどの日本語文書表現に対応していないことや、制作手法、配信方式、閲覧するビューア環境が未整備なことなど、まだ発展途上の技術でもあります。
OnDeckは、このEPUBを採用した日本の出版社では初の週刊電子雑誌です。ただ、前記したように読書環境が未整備なので、創刊号から来年2月発行号までを無料とし、表現方法、読者の読書環境、市場などの調査・検証を行う予定です(その間は隔週ペースでの発行を予定)。その上で、2011年3月より週刊の有料メディアとして販売していく予定です。
現在、入手できる電子書籍の作り方に関する書籍をまとめてみました。
『誰でもわかる EPUBでiPad電子書籍を作る本』
- 著者:Elizabeth Castro
- 翻訳:株式会社トップスタジオ
- 出版社:ピアソン桐原
- 定価:1,800円+税
- 発行月日:2010年12月
ePubに特化した書籍。InDesignおよびWordからのePub書き出し、および、その後の編集について解説。
電子書籍の作り方 EPUB、中間フォーマットの作成からマルチプラットフォーム配信まで
- 著者:境 祐司
- 出版社:技術評論社
- 定価:1,380円+税
- 発行月日:2010年12月
ePubに特化し、Dreamweaver、Sigilを使った制作方法、および、仕上がる際のポイントについて解説。図版、図解が非常に多く、読みやすい。
サンプルファイルはダウンロード対応。また、Facebook内にファンページあり。