ファイル名の命名規則 2013
「会社のロゴデータを送ってください」とお願いすると「logo.ai」というデータが来たり、「顔写真送ってください」とお願いすると「picture.jpg」なんていうファイルをいただく度に、ちょっと悲しくなります。
データの送付先には人がいます。想像してみてください。「会社のロゴデータ」を数件集めている場合、受け取った人間のところには、いくつもの「logo.ai」が集まってしまいます。
- 同じ階層に、同じファイル名を置けないのでリネームする必要がある
- 違う階層にあった場合、パッケージ(=ファイル収集)などを行った場合、コンフリクト(=衝突)してしまう
- Quick Look、または、ファイルを開かない限り、内容がわからない(配置時にも一手間かかります)
そんなわけで、常にデータを受け渡しすることを前提に、固有のファイル名を付けておくのが正解だと思うのです。
「ロゴ+プロジェクト名」か、「プロジェクト名+ロゴ」か...
「logo-INDD2013osaka.ai」のように「ロゴ+プロジェクト名」とするか、「INDD2013osaka-logo.ai」のように「プロジェクト名+ロゴ」にするかですが、これについては、「ロゴ+プロジェクト名」がよいのではないかと考えています。
私の場合、プロジェクトごとにフォルダ分けしています。その中で、ロゴデータを見つけたい、という場合、日本語入力をオフにして「logo」とタイプすることで、すぐにそのデータに辿りつけるからです。
当然ながら、「logo INDD2013osaka.ai」のようにスペースを用いたり、「ロゴ-INDD2013osaka.ai」のように日本語が入ること厳禁です。インターネット環境でのやりとりを行う場合、トラブルの元です。
「-」(ハイフン)か「_」(アンダースコア)か
「logo-INDD2013osaka.ai」のように「-」(ハイフン)を使うか、「logo_INDD2013osaka.ai」のように「_」(アンダースコア)を使うかについて、最近は、ハイフンを使うことをルールとしています。
元々アンダースコア派なのですが、アンダースコアは状況によって、見えにくいことが理由です。
ファイル名でのバージョン管理
各種のバックアップソリューションを使うことはもちろんですが、別名保存しながら、折に触れて、別バージョンとして保存していきたいものです。その際のバージョンの表現方法ですが、私の場合には「-v21」のように、末尾にバージョン番号を振っています。
最終版は最終版でなくことがよくあるため、「ロゴ-最終版.ai」の次に「ロゴ-最終版2.ai 」とか「ロゴ-最終の最終.ai」、「ロゴ-最終の最終本当に最終.ai」みたいな展開になってしまうと、笑い話でしかありません。
なお、日付を入れる場合には、「logo-0813.ai」でなく、「logo-130813.ai」のように年号を入れておかないと、年をまたいだときに悲惨です。
まとめ
- ファイル名には、なるべく英数字を用いる(Webで使う可能性を視野に入れて)
- ファイルは他人とやりとりすることを前提に、ファイル名が固有になるようにプロジェクト名を入れておくとよい
- どの区切り文字を使うのかを決める(スペースは用いないこと)
- どのようにバージョンを表示するのかのルールを決める(例:-v21)