「日本語組版の考え方」向井裕一著
向井裕一さんの著書『日本語組版の考え方』が書店に並んでいます。InDesignに取り組む前に知っておくべき組版や版面設計などについて解説されています。
図版が多いのですが、業界用語が多いのでこれからはじめる方には難解かもしれません。用語については、巻末で改めて解説するか、ふんだんにフリガナを振った方がよいと感じました。
巻末には「Adobe InDesign CS3の組版設定」も付属しています。
巻末(p.102)で、鈴木一誌さんのページネーションのための基本マニュアルが紹介されていました。
その時代には、前田年昭さんを中心に「日本語の文字と組版を考える会」という活動が行われていました。再開されたらいいな、と思います。