【書籍・雑誌】カテゴリの記事

51+XhthhOHL.jpg

昨年末くらいから話題になっていましたが、『フォントのふしぎ〜ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』が発売になりました。

これ、ヤバイ。超オススメです。

ところどころに挟み込まれる書体見本についているフォントの読み方も重宝しそうです。

マイケル・ジャクソン「THIS IS IT」の王道感が、LOUIS VUITTONのロゴに通じるとか.... 久々にうなる本に出会いました。

追記(2013年10月16日):

続編的な『まちもじ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?』が2013年11月に発売になるそうです。

InDesignレッスンブック

ソシムから『InDesignレッスンブック』が2010年12月に発売になりました。

著者は『Adobe InDesign 文字組み徹底攻略ガイド』などで定評のある大橋 幸二さんです。

press5_0_0.jpg

インプレスから「OnDeck(オンデッキ)」が12月22日に創刊されました。OnDeckは、"電子出版をテーマにした、電子出版産業に携わる人たち向けの、週刊電子雑誌"と定義されています。

創刊号は無料で読めます。

 OnDeckでは、EPUBというリフロー型標準規格の文書フォーマットを採用しています。リフロー型とは、表示する端末の画面サイズに合わせて、表示文章がリアルタイムにレイアウトされるタイプの電子コンテンツのことで、1つのソースを読書専用端末のほか、iPadやスマートフォン、パソコンなどのマルチデバイスで読むことができるという大きな利点を持ちます。また読者が、読書時に文字サイズの変更が可能になるという特長もあります。
 EPUBは、国際的な標準化団体であるIDPF(International Digital Publishing Forum)が規格策定していることから、世界的に普及し始めています。特に米国では、大手出版社の多くがこのフォーマットを採用しており、今後に期待が集まっています。しかし日本では、まだ縦書きなどの日本語文書表現に対応していないことや、制作手法、配信方式、閲覧するビューア環境が未整備なことなど、まだ発展途上の技術でもあります。
 OnDeckは、このEPUBを採用した日本の出版社では初の週刊電子雑誌です。ただ、前記したように読書環境が未整備なので、創刊号から来年2月発行号までを無料とし、表現方法、読者の読書環境、市場などの調査・検証を行う予定です(その間は隔週ペースでの発行を予定)。その上で、2011年3月より週刊の有料メディアとして販売していく予定です。

現在、入手できる電子書籍の作り方に関する書籍をまとめてみました。

『誰でもわかる EPUBでiPad電子書籍を作る本』

51oUxpLAOkL._SL160_.jpg

  • 著者:Elizabeth Castro
  • 翻訳:株式会社トップスタジオ
  • 出版社:ピアソン桐原
  • 定価:1,800円+税
  • 発行月日:2010年12月

ePubに特化した書籍。InDesignおよびWordからのePub書き出し、および、その後の編集について解説。

電子書籍の作り方 EPUB、中間フォーマットの作成からマルチプラットフォーム配信まで

518SFS9ChnL.jpg

  • 著者:境 祐司
  • 出版社:技術評論社
  • 定価:1,380円+税
  • 発行月日:2010年12月

ePubに特化し、Dreamweaver、Sigilを使った制作方法、および、仕上がる際のポイントについて解説。図版、図解が非常に多く、読みやすい。

サンプルファイルはダウンロード対応。また、Facebook内にファンページあり。

M201cover.gif

本日(12月6日)発売のMdN 2011年1月号の特集は「電子書籍、次世代レベルの制作手法」。ePub、Digital Publishing Suiteをはじめ、電子書籍について34ページを割いて深掘りしています。

  • 概論&基礎知識編
    • 紙とWebが出会う場所―電子書籍制作に必要なこと
    • デザイナーが知っておくべき電子書籍の現状
  • InDesignによる電子書籍制作編
    • Adobe Digital Publising Suiteによる最新事例
    • Digital Publishing Suiteの制作手法
  • EPUB電子書籍制作編
    • EPUB電子書籍に関する日本の最新事情
    • EPUBデータのCSS編集術―準備編/実践編
  • 文字組み基本講座編】
    • 電子書籍でこそ押さえるべき文字組みの基本
  • 制作ツール&サービス編
    • 電子書籍を制作するためのツール&サービス紹介

紙媒体のデザイナーとWebデザイナーは、それぞれ専門化がすすみ、押さえるべき技術、ノウハウがかけ離れているのが現状と思われます。それが電子書籍の登場により、必要な知識の領域が近づいてきたのではないでしょうか。

そこで本特集では、InDesignから電子雑誌をつくれるツール「Adobe Digital Publishing Suite」のノウハウや、EPUBデータのCSS編集術、さらには電子書籍の制作で役立つ文字組みの基本など、電子書籍づくりにチャレンジする紙&WEBデザイナーに必要な知識をまとめて紹介します。

なお、黒須さん(クロスデザイン)との対談『紙をWebが出会う場所』(pp.026-027)、および、EPUBデータのCSS編集術(pp.042-047)を鷹野雅弘が執筆しました。

YouTube

DTP TransitのYouTubeチャンネルです。1分前後のクイックTipsを投稿しています。

チャンネル登録

Twitter

本サイトの記事以外に、小ネタやタイムリーな話題などをツイートしています。

マンスリーでまとめています。

このページの上部に戻る