macOSで、ファイル名をまとめて変更する方法
macOSの標準機能でファイル名やフォルダー名を変更するには2つの方法があります。
- Finderでの名前の変更
- Automatorでワークフローを作成し、サービスとして実行する
Finder
2014年リリースのOS X Yosemite(10.10)以降、Finderで複数ファイルの変更が可能になっています。
変更したいファイル(またはフォルダー)を選択し、[ファイル]メニューの[〜の名前を変更]をクリックします。
[検索文字列]と[置換文字列]にテキストを入力し、[名前を変更]ボタンをクリックする
このほか、次のオプションが可能。
- テキストを追加(オリジナルのファイル名の前後に追加)
- フォーマット(任意のテキストと連番に変更)
ご参考
Automatorでワークフローを作成し、サービスとして実行する
macOS標準のAutomatorを使って、ファイル名中の半角スペースと全角スペースをハイフンに変更すmacOS標準のAutomatorで「ワークフロー」を作成すると、コンテキストメニューから実行したり、キーボードショートカットから実行することができます。
ファイル名中の半角スペースと全角スペースをハイフンに変更するワークフローを作成してみます。
ワークフローの作成
[サービス]をクリック
「ファイルとフォルダ」をクリック
- 「Finder項目の名前を変更」をクリック
「ファイルまたはフォルダ」をクリック
「テキストを置き換える」を選択し、[検索文字列]にスペース、[置換文字列]にハイフンを入れる
[ファイル]メニューの[保存]をクリックし、ファイル名を付けて保存する
ワークフローの保存先
作成したワークフローは「~/Library/Services/」に保存されます。拡張子は「.workflow」です。
サービスとして実行する(1)
変更したいファイル(フォルダ)を選択し、コンテクストメニューから実行します。
サービスとして実行する(2)
[キーボード]環境設定の[サービス]に、作成したワークフローが追加されています。
- チェックを付けたものだけがコンテキストメニューに表示されます。
- キーボードショートカットを設定することができます。
主観
私自身は、すでにFinderを使っていないため、Finderで複数ファイルの変更は使うことはない。
一方、Automatorでワークフローをサービスとして利用する方法は、ヘビーに使いそう。特に、インターネット越しにファイルなどをやりとりするときのスペースは困りものなので。
実際のところ、これまで、そのような用途には、ABFR(A Better Finder Rename)のドロップレットを多用してきた。
重い腰を上げて、Automatorに取り組んだら、あっけなくも簡単なので、今後、こちらを研究してみたい。