10.7(OS X Lion)がリリースされました
7月21日、10.7(OS X Lion)がリリースされました。当初は、Mac App Storeからのみ提供され、価格は2,600円。インストールにはMac OS X 10.6(Snow Leopard)がインストールされていることが条件です。「デルタアップデート」と呼ばれるらしいのですが、乱暴にいうと、10.7は、10.6のアップデーター的な位置づけのらしいです。
アドビの対応
アドビの対応は下記に掲載されています。
主なトラブルは下記の通り。
- Illustrator CS5.x : 保存先をデスクトップに指定すると、「名前をつけて保存」または「書き出しダイアログボックス」ウインドウのオプションが無効になります。
- Mac OS X 10.7 でドロップレットが動作しない(Photoshop CS3/CS4/CS5)
- Acrobat 8がインストールされている環境にて、Illustrator CS3/CS4、InDesign CS3/CS4で印刷すると強制終了する(回避策)
また、Illustrator CS3のアップデータはRosettaのコードを含むため、アップデートできません。
LaunchPadとアドビのアプリ
OS X LionにはLaunchpadというランチャーがついていますが、アドビアプリのアンインストーラーがすべて登録されてしますので注意が必要です。
Launchpad-Controlを使うのがよさそうです。
不可視になったユーザの「ライブラリ」フォルダ
ユーザーの「ライブラリ」フォルダが不可視になりました。「いじってくれるな」という意図だと思いますが、フォント管理など、何かと利用する機会があるでしょう。
Finderでoptionキーを押しながらメニューバーの[移動]をクリックすると、[ライブラリ]が表示されます。クリックすると、「ライブラリ」フォルダを開くことができます。
参照リンク
各メーカーのOS X Lion対応状況は、MACお宝鑑定団blogのまとめ記事を参照されるとよいでしょう。
まとめ(私感)
OS X Lionは、10.7というよりは11.0にした方がよかったのでは、という進化の仕方をしています。
通常であれば、日常使いのマシンをアップデートしてバリバリ使っていきますが、もう少し枯れないと(バグなどが直らないと)厳しそうです。 現状では、余裕があればサブマシンにインストールする程度がよい落としどころだと考えます。
すでに、新規に購入するMacは、すべてOS X Lionベースになってしまいました。市場にあるうちに、10.6が動くものを購入しておくのが(DTPにかかわる方には)無難です。