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Mac OS XでInDesignを使う際、Helveticaフォントをどのように扱うか、は非常に悩ましい問題です。
Mac OS Xでは、システムフォントとして「/System/Library/Fonts」内にある「Helvetica.dfont」を使っています。「dfont」はTrueTypeフォントです(1ファイルで複数のウエイトを同梱)。
TrueType版とType 1版のHelveticaは、Helvetica Medium(T1)とHelvetica Regular(TT)のようにフォント名が異なるだけでなく、形状なども異なるため、リフローなどの原因になります。
そこで、TrueType版とType 1版のHelveticaのどちらを使うか、については明示的に指定を行い、第三者が制作したドキュメントでも意識的に確認作業などを行う必要があります。
その際、問題になるのがType 1形式のHelveticaを使う際、どのようにOSに組み込むのか、ということですが、これについてどのような方法が取れるのか、どの方法がベストなのか、について考えてみます。
DTP Transitでは、現在、次に挙げるMethod AでHelvetica/Helvetica Neueなどの基本フォントを管理しつつ、それ以外はFontExplorer Xで管理するのがベストではないかと考えています。
- Method A:「/Library/Application Support/Adobe/Fonts」にType 1のHelveticaを入れる
- Method B:「/Application/Adobe InDesign CS4/Fonts」にType 1のHelveticaを入れる
- Method C:フォント管理ツールを使ってType 1のHelveticaをアクティベートする
「ほかにこんな方法がある」「この方法だとこんなデメリットがある」などの情報がありましたら、ぜひお知らせください。コメント欄、もしくはdtptransit[at]gmail.comまでご連絡ください。
2009年5月13日にMac OS Xのアップデータ10.5.7が公開になりました。
アップデートの内容はアップルのサポートサイトで確認できます。
なおったかも! - ちくちく日記によると、InDesignでEPSのクリッピングパスが外れてしまう問題が解決しているようです。
たとえば、Illustratorの[オブジェクト]メニューを開くと、[グループ]や[グループ解除]などのキーボードショートカットが表示されているわけですが、Macをはじめたときにこの記号がよくわからないんですよね。
これについてFinderのショートカットと特殊キーシンボル(Mac) | CREAMUにて取り上げられていました。
特に覚えておきたいのは、command(command)、option、shift、そしてcontrolの4つ。
吉田印刷所さんが「ファイルの圧縮形式は何を使いますか?」アンケートの結果をサイトで発表しています。
440票の投票数の結果、圧倒的にZip形式が多いが、Macでよく使用されるStuffIt形式も根強い人気があるという考察を行っています。
- 1位 ... Zip(.zip)...53.6%
- 2位 ... StuffIt(.sit)...16.6%
- 3位 ... LHA(.lzh)...16.6%
- 4位 ... StuffIt X(.sitx) ... 8.6%
- 5位 ... 7-Zip(.7z) ... 4.5%
ちなみに、現在のMac OS Xでは、StuffIt Expanderが入っていない(10.4以降)ため、StuffIt形式のシェアはどんどん下がってくるのかもしれません。
参考記事: