顔のぼかしやモザイクをスピーディに。そして修正しやすく
肖像権やプライバシーへの配慮のため、SNSなどで利用する写真で、顔にぼかしやモザイクを入れる必要があるケースがあります。
該当箇所のみを異なるレイヤーに複製する方法でもよいのですが、いかんせん時間がかかるだけでなく、修正しやすさを考えると絶望的です。
スマートフィルターと、スマートフィルターのマスクを利用することでスピーディに、そして修正しやすいフローが可能です。
手順
対象となるレイヤーをスマートオブジェクトに変換する
[モザイク]フィルターを適用する。フィルターのかかり具合は後から調整可能なので、仕上がりは、こだわらなくてよい。
なお、スマートオブジェクトに対してフィルターを適用するため、「スマートフィルター」として扱われる。
[レイヤー]パネルの[スマートフィルター]のサムネールをクリックし、command+Iで反転する(または、[イメージ]メニューの[色調補正]→[階調の反転]をクリック)。
[スマートフィルター]のサムネールが白から黒に変わる。[モザイク]フィルターの適用がすべてオフになった。
[ブラシツール]を選択し、ぼかしたいところを白いブラシでドラッグする
ブラシプレビューを利用して、ブラシの大きさや硬さ(ボケ足)を調整しながら行う。やり直すには、Xキーを押して、ブラシのカラーを反転(白から黒)にしてドラッグすれば適用されない状態に戻る。
仕上げのコツ
- モザイクの適用度合いは、[レイヤー]パネルの[フィルター]をダブルクリックすれば、いつでも可能
- すでにスマートフィルターなどを適用している場合には、そのレイヤーを、改めてスマートオブジェクト化すればよい(スマートオブジェクトの重ねがけ)
@akatsuki_obanaさんからコメントいただきました。ありがとうございます!
「モザイクの適用度合い」、印刷の場合はプレビューで調整するだけだとヤバいことになるので、20年近く前に会社から貰った表をうp。 | 顔のぼかしやモザイクをスピーディに。そして修正しやすく - DTP Transit https://t.co/aDXAJudwfa pic.twitter.com/almvyOK5Kr
— あかつき@10/21・DTPの勉強会 (@akatsuki_obana) 2017年9月25日
ご参考
動画編集用のAdobe Premiere Proには、ぼかしをかけた顔(人)が動いても、それに追従する機能があります。