Photoshop CS6の[別名で保存]ダイアログボックスは[複製を保存]オプションがオンになっているので注意
Photoshopの[別名で保存]ダイアログボックスには、[複製を保存]オプションがあるのですが、これがPhotoshop CS6以降、オンになっているようです。
別名で保存を実行すると、開いているドキュメントのファイル名を変更し、そのまま編集を続けますが、[複製を保存]をオンにすると、開いているドキュメントのファイル名はそのまま、別名で保存で指定したファイル名がついたドキュメントが生成され、そちらは手つかずになります。
うまく説明できていないかもしれませんが、要するに、挙動が逆になるので要注意。ということです。
細かいことですが、数分ハマって混乱したので、シェアしておきます。
補足:
- その昔、Photoshopには[複製を保存]というコマンドがあったので、それが[別名で保存]ダイアログボックスに統合されただと思いますが、IllustratorやInDesignにはないオプションは混乱されるだけなので廃止して欲しいです。
- 調べてみたところ、Photoshop CS3以降で、[別名で保存]ダイアログボックスに[複製を保存]オプションがあることを確認しましたが、CS3/CS4/CS5/CS5.1ではデフォルトはオフになっていました。
補足2
Dreamweaverは、CS4以降、別名保存を行うと、編集中のドキュメントが残ったまま、新しいファイル名のドキュメントが開く、つまり、2つのドキュメントになってしまうという意味不明の実装になっています。 理由がわからないし、わかったとして、統一して欲しい。
追記(2012年7月9日):
実験る~むさんが、これについての検証をしてくださっています。
ものすごい単純な話なんですが、「複製を保存」が自動的に入る条件として「レイヤーが背景状態か、単一レイヤー状態か」という違いがあったりします。
Mac版Photoshopで、検証してみたところ...
- 「背景」レイヤーのみ:「複製を保存」OFF
- 「背景」レイヤー+「レイヤー1」:「複製を保存」OFF(ただし、[レイヤー]オプションをオフにすると、「複製を保存」ONに)
- 「レイヤー0」のみ:「複製を保存」ON
- 「レイヤー0」+「レイヤー1」:「複製を保存」OFF(ただし、[レイヤー]オプションをオフにすると、「複製を保存」ONに)
と、Photoshop CS5.1とPhotoshop CS6で同じ動作でした。
あっれ〜、なんか前は困ったことなかったんだけどな〜...