最近のPhotoshopの困った挙動(フリックパンとスクラブズームなど)
困った、といっても好き好きですが、古くからのユーザーが戸惑うベスト3です。
フリックパン
Photoshop CS4から、手のひらツールでドラッグするときに、慣性スクロールするようになりました。
オフにするには、環境設定の[一般]で[フリックパンを有効にする]のチェックをはずします。
[アニメーションズーム]も切っておくとよいかもしれません。
スクラブズーム
Photoshop CS5から、ズームツールを右に動かすとズームイン(画面が拡大)、左に動かすとズームアウト(画面が縮小)します。
従来のように、拡大したい領域をドラッグできるようにするには、[ズームツール]を選択時に、オプションバーで[スクラブズーム]のチェックをはずします。
ピクセルグリッド
ピクセル間に白い線が表示されるようになっています。 非表示にするには、[表示]メニューの[表示・非表示]→[ピクセルグリッド]のチェックをはずします。
追記:
Photoshop CS6/CCでは、デフォルトでアプリケーションフレームが表示されるようになっています。
[ウィンドウ]メニューの[アプリケーションフレーム]をクリックすれば、非表示になります。
Photoshop CS5以降、ドキュメントウィンドウにFinderからドラッグ&ドロップできるので、アプリケーションフレームが非表示の方が作業しやすいですよね。
追記(2014年2月):
Photoshop CS6以降の[切り抜きツール]もイライラの原因になる方がいると思います。
追記(2014年4月):
ブラシサイズ変更のUI、サンプルリングも要チェックです。
- Photoshop(CS5)のブラシサイズをすばやく変更する - DTP Transit(CS5, Photoshop)
- Photoshop CS5でスポイトツールを使っているときに出てくるアレ(サンプルリング) - DTP Transit(CS5, Photoshop)
追記(2):
2015年6月リリースのIllustrator CC 2015で、ズームツールが、Photoshopでいう「スクラブズーム」と「アニメーションズーム」のミックスしたものに変わりました。