Photoshop CS5の"ありがた迷惑"な新UI(スクラブズーム)
先月末に出たPhotoshop CS5で「あ〜、もう!!!」と確実にイライラするのがズームツールの挙動の変化でしょう。
Photoshop CS5のズームツールは、右に動かすとズームイン、左に動かすとズームアウトします。「おー、便利!」と、手放しでは喜べないんですよね。
ズームツールを持って(たぶん、command+スペースで持ち替えたら)このあたりを拡大したい、と、長年、ドラッグしてズームしたい領域を指定してきた方は確実に困ります。
環境設定のどこだろう?と、探し回っていたのですが、ツールボックスでズームツールを選択しているときのみ、オプションバーに[スクラブズーム]というチェックボックスが表示されます。不要な方はこちらをオフにしてください。
Photoshop CS4:フリックパン(手のひらツールでドラッグすると、するする〜っとなる機能) - DTP Transitという記事に、意外にアクセスをいただいています。
機能としては優れていても、下手したら10年以上、手に馴染んできた操作感を変えるのはやっかいですし、何よりCSとうたっている以上、ほかのアプリケーション(IllustratorやInDesign)と挙動を揃えてもらわないと困るのです。
もう、これ以上はないだろう!と思いつつ、毎回着実に進化するPhotoshopは単純にスゴイのですが、ユーザーと、ほかのアプリケーションを置き去りにしすぎる感があると思うんです。
追記
フリックパン、ピクセルグリッド、アプリケーションフレームなど、デフォルトで修正するとよさそうなものをまとめました。
追記(2):
2015年6月リリースのIllustrator CC 2015で、ズームツールが、Photoshopでいう「スクラブズーム」と「アニメーションズーム」のミックスしたものに変わりました。