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2013年10月にOS X Mavericksがリリースされて、早9ヶ月が経ちました。マイナーバグフィックスも行われ、10.9.4になっていますが、困ったのがカラーラベルがなくなってしまったこと。
「タグ」(キーワード設定)が可能になったのはいいのですが、そこにカラードット(色玉)を使用することになったため、従来にようにファイル名にカラーラベルが廃止されてしまいました。
2014年7月4日に開催された 「デジタルフォト&デザインセミナー 2014」でのPhotoshopセッション『進化し続けるPhotoshopの秘法』が、Ustreamにて配信されています。
その他のセッションも公開されています。
2014年7月29日 (火)、六本木アカデミーヒルズ 49F タワーホールでCREATE NOW デザインセミナー『Pen+ 出版記念特別編』が開催されます。
次の4セッションで構成。参加費は無料ですが、事前登録が必要です。
- Creative Cloudの紹介/アドビ システムズ 岩本 崇
- 過去バージョンとの比較、PS, AI, IDの機能紹介/森 裕司
- 「1冊まるごとアドビのすべて。」 特別講演/戸田ツトム
- 「1冊まるごとアドビのすべて。」 特別講演/Hama-House
これに合わせて、ムック『1冊まるごとアドビのすべて。』が発売されます。
Illustrator CC 2014は、Illustrator CCの設定を引き継げない、という悲しい状況に際し、環境の移行についてまとめてみました。
追記
「設定の同期」は、CC 2015の11月アップデートにて廃止されてしまいました(Illustratorだけでなく、InDesign、Photoshopも)。
ただし、Illustratorのみ、個別の設定の書き出し/読み込みは残っています。
環境の移行
Illustratorでは、キーボードショートやパネル位置などの環境設定のほか、スウォッチ、グラフィックスタイルなどのライブラリ、文字組みや合成フォントなど、さまざまな設定がありますが、次のような場合に、クリアしたり、リストアできると便利です。
- 設定のクリア:Illustratorが不調なときに、デフォルトに戻して原因の切り替えを行いたい
- 設定のリストア:コンピュータを買い換えたり、OSを再インストールしたとき、グループワークを行っているチームで環境を揃えたいとき
このような作業は煩雑で手間でしたが、Creative Cloud版のIllustratorでは、同じアカウントでログインした同士の環境を揃えたり、設定を書き出し、アカウント以外にも読み込まれることが可能になっています。
まとめると、環境を移行したり、統一化するには、次の3つの方法があります。
- 設定の同期(Creative Cloudのみ)
- 個別の設定の書き出し/読み込み(Illustrator CC(17.1)以降のみ)
- マニュアルでちまちまと移行する
設定の同期
Illustrator CCをはじめ、Photoshop CC、InDesign CCなどのCreative Cloudツールの多くには「設定を同期」機能が用意されています。
パネルの位置やキーボードショートカット、ブラシなどの設定情報をクラウドに保存し、任意のタイミングで同期を行うことが可能です。
CCとCC 2014の互換性がちょっとトリッキーなことになっています。
- ドキュメントのバージョン(互換性)
- 「同期の設定」
- 「個別の設定」(書き出し/読み込み)※Illustratorのみ
ドキュメント | 同期の設定 | 個別の設定 | |
---|---|---|---|
Illustrator | 互換 | 互換性なし | 互換性なし |
Photoshop | 互換 | 起動時に「プリセットを次のバージョンから移行しますか?」というダイアログボックスが表示される | - |
InDesign | CS2014で保存したドキュメントは CCでは開けない |
| - |
理想
- アプリケーションごとに異なる対応でなく、設定の移行方法が揃っている方が望ましい
- Illustratorの「個別の設定」のように、明示的に設定を保存できるとナイス
- 「設定を同期」で扱える項目が、Illustrator、Photoshop、InDesignでもう少し共通化して欲しい
ご参考: