InDesignで[手のひらツール]に切り替える裏技がATOKのキーアサインとバッティングする
Illustratorでは、スペースバーを押している間、[手のひらツール]に切り替わります。文字入力中はスペースが挿入されてしまうため、commandキーを押しながらスペースを押し、commandキーを離すというテクを使ったりします。
一方、InDesignでもスペースバーを押している間、[手のひらツール]に切り替わりますが、文字入力中の操作はIllustratorと大きく異なり、optionキーを押している間だけ[手のひらツール]に切り替わります。 しかし、optionキー+ドラッグ操作は、Illustratorと同様、オブジェクトの複製にも使われます。 何より、テキスト操作のときにはoptionキー、それ以外はスペースバーという使い分けは直感的ではありません。
そこで、私はoption+スペースバーで[手のひらツール]に切り替える方法を取っています。この方法では、テキスト操作、それ以外のときの両方とも対応することができるのです。
その他 | テキスト入力時 | 裏技 | |
---|---|---|---|
Illustrator | スペースバー | なし | command+スペースバーを押して、 commandキーだけ離す |
InDesign | スペースバー | optionキー | optionキー+スペースバー |
option+スペースバーの組み合わせがATOKでは「漢字/半角モード切替」にアサインされていることに気づかず、InDesignでは日本語入力モードなのに立ち上がりが遅く、半角で入力されてしまうと思いこんでいたのですが、ふと思い立って「ATOKカスタマイザ」を調べてみると、そこに「漢字/半角モード切替」を見つけました。
ATOKでは、option+スペースバーの組み合わせが「漢字/半角モード切替」にアサインされており、メニューバーでは[あ]と表示されていても、半角入力モードになっていることがあるのです。 インストール後、デフォルトで表示される「ATOKパレット」では「半角」になっていることが表示されるのですが、表示しないことにしていました。
漢字モードに切り替えるために、何万回もcommand+スペースを押してきたことがバカバカしいです... もしかしかしたら、同じような悩みをお持ちの方がいるかもしれませんので、恥を忍んでかいておきます。