セミナーレビュー:第一線のユーザが語るAdobe InDesign CS2セミナー
9月26日、ベルサール神田にて開催された第一線のユーザが語るAdobe InDesign CS2セミナーに参加してきました。
次の3つのセッションで構成されるセミナーです。
- 『QuarkとInDesignの比較』森 裕司さん(InDesignの勉強部屋)
- 『SINGを使おう!』(株)シンクス 市川せうぞー 様
- 『印刷会社から見た今のInDesign』図書印刷株式会社 石川 良太 様
簡単にレポートします。
アドビから:
マクロメディア社との統合に伴い、アドビライセンスプログラムのいくつかが変更された。
- 1ライセンスから購入可能
- 1CPUにつき、1ライセンス。→ Intel Mac上でBootCampやParallelsを使用してMacintosh/Windowsを混在させて場合にも1ライセンスで対応できる。
- 過去バージョンへの交換も可能。ただし、インストーラは所持していることが条件。
Adobe Open Options 4.5 Licensing Program
『QuarkとInDesignの比較』
InDesign 1.0から、InDesignの情報サイトとして圧倒的な情報量を持ちつつ、ユーザー視点でのトラブル情報なども掲載されてきている『InDesignの勉強部屋』の森 裕司さんがスピーカー。
『QuarkとInDesignの比較』と題して、機能比較を行い、「QuarkXPress:動作は速いが、トータルではさほどでもない。InDesign:動作はCSで改善された。トータルでは効率が上がった。」(意訳)と結論づけた。
『印刷会社から見た今のInDesign』
InDesign入稿を断れても、実は印刷会社では対応していることもある。印刷会社の"最新の"入稿仕様書を取り寄せ、フォントやアプリケーションなどの対応状況をチェックすべし、とのことでした。
注意点
- コンポーザの問題:単数行コンポーザを使って欲しい
- (リンク画像などに)ロングファイルネームを使わないで欲しい
- OCFフォントは動作保証対象外
便利機能には注意
- Macintosh/Windowsを混在する場合、一部のType1フォントがWindows環境にないこともあるので注意。
- PDF入稿を行う際、ダウンサンプルなしにすること