InDesignで「データ結合」を行うときの鬼門「改行」を正規表現スタイルを使って解決する
InDesignで「データ結合」を行うときにやっかいなのが改行の扱いです。
一般的なワークアラウンド
ワークアラウンド(苦肉の策としての切り抜け方)として行われているのは、次の方法でしょう。
- CSV作成時、改行の代わりに「〓」などを入れておく
- InDesignでデータ結合を実行する
- 「〓」を改行コードに変換する
正規表現を使ったワークアラウンド
下準備
InDesignで次のようにスタイルを準備しておきます。
新しい文字スタイルを作成し、トラッキングを「10000」に設定しておく
新しい段落スタイルを作成し、正規表現スタイルで、2の連続したスペースに対して、手順1で設定した文字スタイルが適用されるようにする
データ結合の実行
CSV作成時、改行の代わりに、2つの連続したスペースを入れておく
InDesignでデータ結合を実行する
ネタ元
備考:「ダブルスペース」について
2の連続したスペースを「ダブルスペース」と呼びたいところですが、ダブルスペースは、行送りが200%のことです。