CSSとInDesignの互換性
InDesignからWeb/EPUB、Web/EPUBからInDesignのように相互にデータを取り回す機会が今後、確実に増えてくると思われます。
このとき、問題になるのがCSSとInDesignの互換性のなさ です。過去のドキュメントの互換性を犠牲にしても、InDesignがCSSの仕様に歩みよって進化することを夢想します。
CSS | InDesignのワークアラウンド | 重要度 | |
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プロパティ名 | 機能 | ||
font-weight | 「bold」などの値を与えることで、ウエイトの太いフォントを設定できる | ウエイトの太いフォントを設定する (Illustrator同様、太字機能という概念はない) | ★★ |
background-color | 背景色 | 段落境界線、下線を擬似的に使って対応 段落境界線は、段落内改行の際に対応できないケースが多い | ★★★★★ |
background-image | 背景画像 | 不可能 | ★★★★★ |
background-repeat | 背景画像の繰り返し | 不可能 | ★★★ |
padding | 内側のアキ(内マージン) | 左インデント、右インデント 段落前のアキ、段落後のアキ [テキストフレーム設定]の[フレーム内マージン]みたいな感じ | ★★★★ |
border | 段落ボックスの四辺に罫線を引くことができる 四辺を個別に設定可能 | 上下は「段落境界線」で対応 | ★★★★★ |
margin | padding、および、borderの外のアキ | 左インデント、右インデント 段落前のアキ、段落後のアキ | ★★★★ |
border-radius | 角丸 (四隅を個別に設定可能) | 段落境界線で「点」などを選択し、[間隔のカラー]でスキマを埋めて対応 ただし、左右は半円になってしまう | ★★★★★ |
list-type-image | 箇条書きの記号に画像を設定できる | 文字スタイルにそれっぽいフォントを設定して対応 | ★ |