InDesignビギナーに贈る「はまりポイント」集
InDesignは、ちょっとクセがあるアプリケーションで、IllustratorやPhotoshopに慣れていても、いや、慣れているからこそ、迷うことも多くあります。
InDesignをはじめるときに、はまるポイントについてまとめてみました。
新しいドキュメントを作ろうと思ったら出てくる「レイアウトグリッド」と「マージン・段組」、どっちを選べばいいの?
「マージン・段組」を選択してください。「レイアウトグリッド」は、文庫本など、文字中心の書籍で使います。
[マージン・段組]の設定で([組み方向]で)「横組み」を選択しようとしたけど、文字を入力しようとしたら縦組みになっちゃう。どうすればいいの?
入力前後に[書式]メニューの[組み方向]で「横組み」を選択してください。
デフォルトを変更したい場合には、[ストーリー]パネルで[組み方向]に「横組み」を選択してください。
[ストーリー]パネルを表示するには、[ウィンドウ]メニューの[書式と表]→[ストーリー]をクリックします。
文字ツールでクリックしても、文字を入力できないんだけど!!!
まず、文字ツールでドラッグしてフレーム(ボックス)を作ってください。InDesignでは、文字(や画像)は必ずフレームに入っている必要があります。
画面のスクロール、文字編集中はoption+ドラッグ、それ以外は(IllustratorやPhotoshopと同じ)スペース+ドラッグ、どっちやねん?
option+スペース+ドラッグで両方いけます。
文字サイズを変更しようとしたら「13Q」みたいに出てくるけど、何これ?
日本では、従来、文字サイズに「級」(Q)、行送りやカーニングには「歯」(H)という単位が使われていました。環境設定の[単位と増減値]で「ポイント」に変更できます。
なお、1Q=1H=0.25mm。いいかえれば、1mm=4Qです。Qはquarter(1/4)と覚えるといいでしょう。ちなみに、1インチ=72ポイント≒2.54cmです。
command+0(command+1)を押しても全体表示(100%表示)にならないけど、どうして?
InDesignは(IllustratorやPhotoshopと異なり)command+0にテンキーの0を使うことができません。テンキーでない方の0(1)を使うか、Mac環境なら、FILL InDesignというユーティリティを入れるとテンキーでも使えるようになります。