なにげに変わったInDesign CS5でのフレームのロック
Illustratorユーザーが戸惑うInDesignの挙動のひとつにロックがあります。InDesignではロックしてもオブジェクトを選択できるのです。つまり、移動のみロックされ、カラー変更も行うことが可能です。
ここまではInDesign CS4の話。InDesign CS5ではIllustratorチックに変わっています。
ロックすると、フレームの左辺の上部にロックのアイコンが表示されます。
ロック解除を行うには、このアイコンをクリックします。
InDesign CS5から[レイヤー]パネルがオブジェクトベースになったので、[レイヤー]パネルでロック解除することが可能です。
Illustrator | InDesign CS4まで | InDesign CS5 | |
---|---|---|---|
ロックの キーボードショートカット | command+2 | command+L | |
ロック解除の キーボードショートカット | command+option+2 | command+option+L | |
ロック後の選択 | できない | 選択できる | 選択できない |
ロック後のカラー変更 | 不可能 | 可能 | 不可能 |
レイヤーパネルでの ロック解除 | 可能 | 不可能 | 可能 |
その他 | - | - | フレームにロックアイコンが表示される |
追記(3月17日):
InDesign CS5でのロック後のオブジェクトの選択は、環境設定で設定できます。[一般]カテゴリー内で[ロックされたオブジェクトの選択を防ぐ]のチェックをはずすと、InDesign CS4までと同じように、ロック後でもオブジェクトを選択できます。