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自分で使う分にはよいですが、複数バージョンを解説するとなるとちょっとやっかいです。InDesign CS4、InDesign CS3、InDesign CS2で可能になったことをそれぞれまとめてみました。
ちょっと怪しいところあるので、割り引いてご利用ください。
InDesign CS4
- ライブプリフライト
- スマートガイド、スマートサイズ、スマートスペーシング、スマートカーソル
- パワーズーム
- 日本語組版強化(欧文泣き別れ、全角スペースを行末吸収)
- UIの変更(タブ付きウィンドウ、アプリケーションフレーム、アプリケーションバー)
- 改良されたリンクパネル(プレビューアイコン、ノンブルをクリックしてその画像に移動)
- 反応型パネル(カラーパネルから、スウォッチパネルのタブにドラッグ&ドロップ)
- フチ文字でのラウンド対応(角オプション)
- 正規表現スタイル
- 条件テキスト
- 表組み:注釈機能
- 相互参照
- スマートテキストのリフロー処理(ページの自動追加・削除)
- スプレッドローテーション
- SWF/XFLエクスポート
- IDML(InDesign Markup Language)
アドビのリソース
デジタルクリエイターズ、デジタルハリウッド、DTP Transitを発起人として企画がスタートしたDTP Booster 003(Osaka/090619)が今週金曜日(19日)、アップルストア心斎橋にて開催されます。
参加費無料、事前のお申し込みなども不要のオープンセミナーです。
次の2セッションが予定されています。
- 「DTP作業を楽にするTips」 /宮地 知(WORK STATION えむ)
- 「InDesign導入における素朴な疑問へのヒント」 /鷹野雅弘(スイッチ)
たった1ページのドキュメントでも、たくさんの文字量があったり、段落スタイルを多用すると、Illustratorでは絶望的に重くなることがあります。Illustratorでとても大きいドキュメントを用意し、そこに複数ページ作る「強者」(つわもの)の方もいますが、ファイルサイズが大きくなるだけでなく、スクロールなどが遅くなるため、あまりオススメできません。
機能として文字組みの機能はありますが、Illustratorはパーツを作る位置づけのアプリケーションです。ある程度の文字量や複数ページで構成される「ページもの」の場合には、「InDesign」の使用を視野に入れるとよいでしょう。
単純な文字組みだけを考えても、InDesignには次のようなアドバンテージがあります。
- ルビ(ふりがな)
- 段落境界線(段落前後に設定する罫線)
- 先頭文字スタイル(文字スタイル適用の条件設定)
- アピアランスを使わずに実現できるフチ文字
- インライングラフィック(文章中に挿入する画像)
- 表組み
とある書籍の入稿直前で、InDesign CS4でブック機能をいじっています。以下、作業メモ。
- パネルメニューの[ブックをプリフライト]を実行すると、右図のようにグリーン/レッドのマーカーがつきます。ちなみに、調査中は「?」。
- 開いているドキュメントをすべて保存するには、command+option+shift+Sキー。
開いているドキュメントをすべて閉じるするには、command+option+shift+Wキー。
[ブックをスペルチェック]機能が欲しい。
- システマチックに段落スタイルを作り込んでいないと、ブックとしてマージするとき、スタイル名の重複によって悲惨な状況が起きかねない。
サクサク作業するために
- 自動ページ番号も重い。ページ数が落ち着いたら、ドキュメントごとに[ページ番号割り当てを開始]でページ番号を振った方がよいかも。
- ライブプリフライトをオンにしていると、それぞれのドキュメントを開くときに劇重![プリフライト]パネルメニューから[すべてのドキュメントのプリフライトを無効にする]を実行しておいた方がよいかも。
- 作業している原稿、チェックすべき項目に応じて、[表示品質]環境設定で[ラスタライズ画像](配置したビットマップ画像)、[ベクトル画像](Illustratorデータ)、[透明](ドロップシャドウなど)、(文字の)[アンチエイリアスを使用可能にする]を調整する。透明をオフにするだけでもかなり違う。
2009年5月20日、ベルサール六本木で開催されたAdobe Design Summit 2009「アドビティップスDAY」のレポート第二弾です。
InDesignセッション:森 裕司さん(ザッツ/InDesignの勉強部屋)
InDesignといえば、森さんという感じですが、新しい発見もあり、実のあるセッションでした。下記はメモ。
- [編集→選択範囲へペースト]を使うと、フレームをフレーム内に入れることができる。入れ子の入れ子も可能。
- [編集→選択範囲へペースト]を使って、表組みを作成したフレームを、角丸のフレーム内にペーストすれば、角丸テーブルができますよ。
- インタビュー記事などで、話し手の書式を自動で変更するには先頭文字スタイルが便利。先頭文字スタイルは複数設定できる。文中で「」で囲まれた強調したい語句などにも、「で区切り:スタイルなし、」を含むで、文字スタイルを適用すればよい。
- さらに「繰り返し」設定を使えば、複数出現する場合にも対応できる。
- 文字に囲み罫を設定するには、kakomi.jsxが使える。ディザInDesignさんが無償配布されています(ほかにもたくさん)。
追記: