【InDesign】カテゴリの記事
Mac OS X 10.6 Snow Leopardが8月28日に出荷され、週末にいろいろ検証している方も少なくないと思います。 DTP制作されている方に関係のありそうなところをメモしておきます。
ナイスな点:
- [開く]ダイアログボックスなどでQuick Lookが使える:スペースバーを押せば、そのファイルをプレビューできる(- )
- [PDF互換]にチェックを付けたAIファイルは、Quick Lookに対応
- Illustrator EPSのプレビューに対応
ナイスでない点
- アプリケーションフレームを使用している場合、タブ統合を使っている場合には、F10によるExposéは使用できない
Illustrator EPSファイルのQuick Lookは非対応- アドビのサイトにてMac OS X Snow Leopard (v10.6)及びWindows 7への対応状況 - FAQと明言されているように、Adobe CS3はサポート対象外
ということで、まだまだSneakPeek Proが必要になりそうです。
DTP Transitも一枚噛んでいるDTP Booster 005(Tokyo/090827)が終了しました。今回は、InDesign特集。
InDesign上で作れるグラフィカルなページの制作方法と、ユーティリティを使っての作業効率化の方法 ~ゲーム雑誌・スキー雑誌の現場から~
トップバッターは、Design × Lifehack × CrossOver Labの杏珠さん。InDesignの文字オブジェクトにダミーオブジェクト(塗り・線なしのフレーム)を加えてグループ化し、複数の効果を設定するTipsや、図版の下のキャプションのフレームの配置をスクリプト(「snap_caption」)で行う方法、入稿直前に配置された画像を100%にリサイズして貼り直す仕上げ屋などを紹介しつつ、作業の効率化の方法や便利な機能の使い方をクリエイティブに考えてどん欲に取り入れる事。と〆ました。
9月24日に総評会館(お茶の水)にてバンフーDTPセミナー 第76回が開催されます。トピックは『IllustratorユーザーのためのInDesign攻略』。DTP Transitの執筆者のひとりである鷹野雅弘(スイッチ)が出演予定です。
参加費は無料ですが、事前登録が必要です。早々に埋まりそうですので、ご興味ある方はお早めにお申し込みください。
Illustrator、InDesignはそれぞれ想定される制作物が異なりますが、日本ではIllustrator を使ってページものを作成されている方が少なくないようです。しかし、マスターページ、自動ページ番号、ブック、目次と索引、インライングラフィック、段落境界線など、InDesignにできて Illustrator にできないことはたくさんあります。また、インターフェイスが同じといっても、IllustratorにはIllustratorの、InDesignにはInDesignの流儀があり、かえって"似て非なる"ことで踏み込めない方もいらっしゃるでしょう。Illustratorを使いつつ、 InDesignの導入を検討されている方に、デモを中心にご紹介します。
追記:満席になったようです。
改めて取り上げるまでもなく、InDesignにはたくさんの文字詰めの機能があります。引き継いだドキュメントや過去に制作したドキュメントを開いて絶望するときなどに有効なのがcommand+option+Qキーのキーボードショートカットです。
これを実行すると、オプティカル/メトリクスなどのカーニングは和文等幅に、字送りは0に、また、手動で行ったカーニング(手詰め)までも0になります。
ちなみに、Illustratorでcommand+option+Qキーを実行すると、トラッキング(InDesignでいう字送り)のみがリセットされます。オプティカル/メトリクスなどのカーニングや手詰めには影響がありません。
Illustratorにこそ、欲しいキーボードショートカットなのにな、と思ったり...