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2010年7月20日に開催したDTP Booster 016は、80席が即日満席となり、2回の再演を行いました。DTP Booster 016-018では「EPUBの編集を行うにあたりCSSやHTMLの最低限の知識を得ていただくこと」をゴールとしましたが、「ePubにフォーカスしたハンズオン(操作研修)を」という声をたくさんいただき、ハンズオンセミナーを企画しました。

2本とも同一内容。それぞれ11名限定です。

DTP Booster 021(Tokyo/100826)

  • 日時:2010年8月26日(木)19:00-21:00
  • 会場 :JaGraプロフェッショナルDTP&Webスクール(中央区日本橋小伝馬町)
  • 詳細・お申し込み※満席

DTP Booster 022(Tokyo/100901)

  • 日時:2010年9月1日(水)19:00-21:00
  • 会場 :JaGraプロフェッショナルDTP&Webスクール(中央区日本橋小伝馬町)
  • 詳細・お申し込み

HI370039.png

今回のDTP Boosterでは、JaGraプロフェッショナルDTP&Webスクール(社団法人日本グラフィックサービス工業会運営)にご協力いただいています。

  • iMac(今回のセミナーはMac OS Xのみを対象とします)
  • Adobe CS5
  • 講師の操作画面を確認できるサイドモニタを2名に1台設置

本日、市川せうぞーさんがtwitterで次のように発言されていました。

何度もいうが、InDesignは商業印刷物をつくるためのプラットフォーム。EPUBを生成するためのアプリケーションじゃない。なぜわざわざ面倒なバッドノウハウを重ねるのか? ちなみに、ADPPに過度な期待があるみたいだけど、みんなアプリを作りたいわけじゃないよね。less than a minute ago via web

私なりにInDesignからePub書き出しするいい点/悪い点についてまとめてみました。

よい点:

  • 手慣れたアプリを使って作業できるのは、やっぱりほっとする
  • 手軽にePub構造のファイルを書き出せる

昔のバージョンに比べると、かなり軽くなっているInDesignですが、それでももっと軽く使いたいのが人情です。

ちょっと自信ないところもあるので、おかしなものがあれば、ぜひ、ご指摘ください。

追記(ソーシャルブックマークでのコメントを受けて):

  • 下記の中には「InDesignのメリットを殺してしまうもの」も含まれています。
  • 表示画質で透明の品質を下げると、オブジェクトの不透明度やドロップシャドウなどを確認できなくなります。仕上がりイメージと大きくことなってしまうため、設定モレなどが残ってしまうことがありますので注意が必要です。

InDesignの設定編

  • ライブプリフライトをオフにします。
  • 配置した画像の表示は、必要なとき以外、[最適化表示]または[一般表示]にします。
  • 文字数やフレームグリッドを隠します。
  • 段落コンポーザーよりも、単数行コンポーザーの方が軽々に作業できます。
  • テキストのアンチエイリアスをオフにします(環境設定の[表示画質]カテゴリで設定し、[オブジェクト]メニューの[表示画質を設定]のサブメニューで切り替えます。
  • 同様に、ラスター画像、ベクトル画像、透明の品質を下げます。

indd-hyouji-gashitsu-s.png

その他

  • 文字入力はInDesign上では行わず、テキストエディタで入力したものをコピー&ペーストします。
  • オブジェクトをレイヤー分けして、必要に応じて表示/非表示を切り替えます。
  • 作業終了時には、[別名で保存]コマンドを使用して、新規ファイルに保存します。これにより削除したグラフィックなどの不要なデータが整理され、ファイル容量がコンパクトになります。
  • フォント管理ユーティリティを利用して、必要なフォントのみをアクティブにします。起動時間も短くなります。
  • 使用しないパレットは閉じておきます。
  • ブック機能を使うと、ノンブル変更時などに重くなります。

ハードウェア環境

  • 実装メモリ、空きメモリをなるべく潤沢に確保します。
  • InDesignファイルは、ローカルのハードディスクにおいて作業します。ネットワーク越しやUSBメモリなどに入ったものをそのまま編集しないように。

ソースコードなどが原稿の場合、引用符が英文の引用符になってしまうと、直すのが面倒です。

indd-quote9.png

InDesignの場合には、の環境設定の[テキスト]カテゴリで[英文引用符の使用]をオフにします。

indd-quote.png

なお、ほかの環境設定と同様、ドキュメントを開いている状態では、そのドキュメントのみが対象(ローカル設定)。ドキュメントを閉じている状態で設定すると、それ以降に作成するドキュメントが対象になります(グローバル設定)。

InDesign CS5のコンテンツグラバーは、選択ツールのままで、フレーム内の画像の位置を調整できるという画期的な機能です。

この画像のように、画像の上のマウスを載せると、フレーム中央にドーナツ上のアイコンが表示され、それをドラッグすることができる、というものです。

inddcs5-contentgrabber2.jpg

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