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アメリカで開催されているAdobe MAX USにて、Adobe Digital Publishing Suiteが発表されました。
InDesignデータをiPadをはじめとするタブレットなどで閲覧するためのソリューションです。
- Adobe Content Viewers for Adobe AIRとiOSをサポート(つまり、Blackberry PlayBook、Samsung Galaxy、Apple iPad、および近く市販が期待されているAndroidベースのタブレット機器が対象)
- Suiteは、Production Service(制作環境)、Distribution Service(ホスティング、配信)、E-commerce Service(販売環境)、Analytics Service(分析)で構成される
- ProfessionalとEnterpriseの2つのエディションとして2011年第2四半期に提供予定
- Professional Editionの価格は月額699ドルと、使用ボリュームに基づく1号あたりの料金を合算したもの
- Enterprise Editionは契約企業ごとに多年度契約を締結する形で提供され、購読者管理、印刷需要の充足、e-コマースなどバックエンドのパブリシング サービスと統合するためのAPIへのアクセスが含まれる
パブリックベータはAdobe Labsからダウンロードできるようになっています。
いわもとぶろぐでも取り上げられています。
Teryy White氏のAdobe Creative Suite Video Podcastにて10 Random InDesign CS5 Tips and Techniquesというムービーが公開されています。
とりあげられているのは次の10のTips。全編英語ですが、それなりにわかると思います。ざっくりとした訳+補足をご参考までに。
- 選択ツールのままでダブルクリックすれば、グループを解除せずに、各グループ内のオブジェクトを編集できるよ(Illustratorのグループ編集モードと同様)。
- 新しい[レイヤー]パネルはオブジェクトベースなので、レイヤーパネル内でオブジェクトをドラッグして、既存のグループに入れることができるよ(もちろん、Illustratorでもできます)。
- [オブジェクト]レイヤーの[オブジェクトレイヤーオプション]を使えば、Photoshopに戻らなくても、Photoshop内のレイヤーを表示/非表示をInDesign内でコントロールできるよ。
- InDesign CS5は[Buzzwordから配置]コマンドを使うことができる。Buzzwordは、Acrobat.com内で使えるオンラインの簡易ワープロ。リンクしておくこともできるんだよね。
- [変更をトラック]パネルの一番左上のボタンをクリックしておけば、誰がいつ変更を加えたかの履歴を覚えて、取り消したりたりできるよ。使うときには[ファイル]メニューの[ユーザー]で、名前を入れておくこと。あと、変更履歴は⌘+Yでストーリーエディターに切り替えたときに見えるから。
- OpenTypeでいろいろな字形を使うには、[字形]パネルを表示して、[選択された文字の異体字を表示]オプションに切り替えておくといいよ。ダブルクリックで変更できる(訳注:これはかな〜り前からある機能、日本語では異体字切替にも利用)。
全角文字には和文フォント、半角英数字には欧文フォントを組み合わせる「混植」(こんしょく、和欧混植、和欧混植組版)を行うには、次の2つのアプローチがあります。
- [A]和文フォントを指定、続けて、欧文フォントを指定する
- [B]「合成フォント」を作成し、それを指定する
前者は多くのアプリケーションで実行可能ですが、後者の場合には実行できるのはIllustrator、InDesignなど、一部のアプリケーションのみです。
季刊で発行されているPDFマガジンInDesign MagazineのiPad版ができたそうで、最新号が無償配布されています。なお、コンテンツはすべて英語です。
USのiTunes Storeのアカウントが必要です(参照リンク)。
なお、InDesign MagazineのiPad版は、Digital Magazine Publishingを使って制作されているようです。そのため、ピンチイン/アウトによる拡大・縮小には対応していません。
以前にMac OS X(10.5)でInDesignを使う際のHelvetica問題 - DTP Transitというエントリーを立てました。
Extensis/ソフトウェア・トゥーが配布しているMac OS X 環境のフォント管理活用ガイド(PDF)が第6版となり、Mac OS X 10.6(Snow Leopard)に対応した内容に更新されています。