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DTPのスタイル機能とWeb/ePubのCSSの違いのひとつに、記述する場所があります。
DTPのスタイル機能
- ドキュメント内に書き込みます。InDesignでは[段落スタイル]パネル内で記述されていて、一覧表示するような機能はありません。
- 複数ドキュメントは、ブック機能を使って、それぞれのドキュメントの段落スタイルを同期する機能があります。あくまでも同じものに書き換えるという機能で、それぞれのドキュメント内に記述されていることには変わりありません。
- ブック機能+スタイルの同期は、慎重に行わないと、大事故につながります。
Web/ePubのCSS
- 基本的に、外部スタイルシート書類内に書き込み、それぞれのHTML(XHTML)からはリンクして参照します。
- HTML(XHTML)が何百ページあっても、CSSファイル内の記述を変更すれば、それが即座に変更されます。
- CSSは1ファイルでなく、複数ファイルに分け、それらを同時にHTML(XHTML)から参照できます。
- また、CSSファイルから、別のCSSファイルを読み込むことができます。
- 読み込み順や優先順位などの扱いがあるので、慎重に組み立てる必要があります。
同じスタイルシートですが、DTPのスタイル機能とWeb/ePubのCSSは、かなり異なります。Webでは「HTML+CSS(XHTML+CSS)」と記述するように、CSSだけでなく、その前提となるHTML(XHTML)をどう記述するかが肝心です。
DTPのスタイル機能
- 見出し、本文、キャプションにかかわらず、すべての段落は、同じ段落です。
- これに段落スタイルを作成/適用することで、見かけ上、見出しらしく、本文らしく、キャプションらしく見えます。
- それぞれの段落には、段落スタイルを適用する必要があります。
- 文字レベルで書式を設定するには、文字スタイルを作成/適用します。文字スタイルは、段落スタイルよりも優先されます。
何度か取り上げているように、Adobe CSでタブ結合を使用していると、F10キーのExposéが効かないといった不具合(仕様)があります。そんなわけでタブ結合は使用していないのですが、ふと気づいたら、タブを使用しているときの閉じるボタンの位置、Dreamweaverだけ異なっていました(ボタンとしての形状も異なります)。
アドビ系、元マクロメディア系というわけでもないし、こういうのは統一して欲しいな、と思うのです。
Illustrator
Photoshop
Fireworks
Dreamweaver
ついでにいうと、Illustratorのカラーモード、プレビューモードと、Fireworksのページの情報も基本的に不要な気がする。というか、ある程度長いファイル名でたくさん開くとタブ表示のメリットが損なわれてしまうのです。
ちなみに、Safariは左、Firefoxはタブ内の右側に閉じるボタンがあります。
Mac OS X 10.6(Snow Leopard)でIllustrator、InDesignを使う際のHelvetica問題について、改めて検証してみました。
Mac OS X(10.5)でInDesignを使う際のHelvetica問題 - DTP Transitとは状況が異なります。
InDesign | Illustrator | |
---|---|---|
アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダー | Type1のみ 認識する | Type1、TrueType 両方とも認識する |
ユーザー/ライブラリ/Application Support/ Adobe/Fonts | TrueTypeのみ 認識する | |
ライブラリ/Application Support/Adobe/Fonts |
Mac OS X 10.6(Snow Leopard)とInDesign CS5の組み合わせでは、アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダ(「/Application/Adobe InDesign CS5/Fonts」)にType1フォントを入れておくのがベストのようです。
- 必要なのは「PostScript Type 1 outline font」のみ。Font Suitcaseは不要。
- 念のため「AdobeFnt13.lst」は削除してから再起動しましょう。
- Adobe Illustrator CS5.appと同階層には「Fonts」フォルダがないので、自分で作成します。
- InDesign CS5には「Document fonts」がありますよね。でも、アプリケーションと同階層の「Fonts」フォルダの方が確実な感じです(検証繰り返してみたけど、今、ひとつ挙動がつかみきれない...)。
Teryy White氏のAdobe Creative Suite Video PodcastにてAdobe Digital Publishing to the iPadというムービーが公開されています。
縦置き(ポートレート)のレイアウトを横置き(ランドスケープ)にする[レイアウト調整]機能、Interactive Overlay Creator、Digital Content Bundlerなどを使ったiPad用のコンテンツ書き出しのワークフローをデモしています。