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前回(InDesignの相互参照や索引のUIが笑っちゃうほどボロい)の続きです。
索引を設定した語句には、語句の先頭に^が付きます。
でも、語句の先頭に^が付くだけ、というのには次のような問題があります。
- 索引として設定したのが、どの文字までか、がわからない
- プレビューをオンにしていると「^」が見えない
後者はさておき、前者はちょっと問題です。
英語圏では「Lorem Ipsum」というダミーテキストが有名ですが、日本語のダミーテキストとなるとちょっと困ってしまいます。
青空文庫からコピー&ペーストするとかもあるのですが、次のようなツールがあります。
すぐ使えるダミーテキスト - 日本語 Lorem ipsum
ダミーテキストジェネレータ | Web制作小物ツール - dounokouno.com
こっちの方が文字数を指定できるのがいいかも。
QuarkXPressをやってきた方はご存じだと思いますが、Illustratorユーザーの方がピンと来ないものとしてInDesignにはグローバル/ローカルという考え方があります。
たとえば、デフォルトをこのフォントにしたいんだけどな、というとき、Illustratorではドキュメントプロファイルを変更します。言い換えれば、ドキュメントプロファイルというテンプレートを複製して新規ドキュメントを作っているのがIllustratorです。
一方、InDesignにはドキュメントプロファイルはありません。その代わりに、ドキュメントを開いていない状態で[文字]パネルでフォントなどの変更が可能です(Illustratorはできない)。
すると、次から新規に作成するドキュメントはこれを参照します。これがグローバルという考え方です。いいかえれば、次のように整理できます。
- ローカル:そのドキュメントのみの設定
- グローバル:ドキュメントに関わらない共通設定
ただ、改めて検索したところ、グローバルはInDesignの正式な用語ではないようです。
追記
市川せうぞーさんからコメントいただきました。ありがとうございます。
InDesignでは、グローバル/ローカルでなく、アプリケーションデフォルト/ドキュメントデフォルトと呼ぶそうです。こちらの方が意味がわかりますね。
目次や索引、相互参照(参照ページへのリンク)など、最近はInDesignで完結するように作業しているのですが、相互参照のUI(インターフェイス)が悲しいのです。
まず、これ。「#ページ(改行)参照先のテキスト」という設定の場合、こんな風になってしまいます。
高さを調整して欲しい…
2012年3月14日ベルサール神保町3Fにて第134回 バンフーセミナーが開催され、鷹野雅弘が出演しました。
今回のテーマは「IllustratorユーザーのためのInDesign」。
「文章を扱うならInDesignだよ」と言われてもなかなかInDesignに踏み込めないIllustratorユーザー向けに、すぐにInDesignを使いはじめられる必要最低限の機能にフォーカスしてご紹介します。
という感じでInDesignの"とっかかり"になるセミナーとなりました。