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Illustratorでは、[移動]ダイアログボックス(や[拡大・縮小]ダイアログボックス)でoption+returnキーを押すと、[コピー]ボタンを押したことになります。
一方、InDesignでは、option+returnキーを押しても[コピー]ボタンを押したことにはならず、入力フィールドが空白になります。
いろいろ試したところ、[プレビュー]にチェックを付けた状態でshift+returnキーを押すと、入力フィールドから移動せずに、入力した値が適用されます。
このような挙動は統一して欲しいものです。
IllustratorやInDesignの[キーボードショートカット]ダイアログボックスには、[テキスト書き出し](Illustrator)、[セットを表示](InDesign CC)、[セット表示](InDesign CS6)というボタンが用意されています。
これをクリックして、キーボードショートカット一覧をテキストファイルで表示することができますので、お探しの機能名を入れて検索するとスピーディに探すことができます。
InDesignでは、テンキー内の数字キーと、テンキーでない数字キーを異なるものとして扱いますが、その際、どの数字が空いているのか、把握しておきたいものです。
そこで、数字キーと修飾キーの組み合わせで、InDesignのキーボードショートカットを順番に整理してみました。
command+ | command+shift+ | command+option+ | command+option+shift+ | |
---|---|---|---|---|
1 | 100% 表示 | - | 構造: 構造を表示 | シアンプレート を表示 |
2 | 200% サイズ | - | 現在のビューと 前のビューを切り替える | マゼンタプレート を表示 |
3 | 隠す | - | スプレッド上のすべてを表示 | イエロープレート を表示 |
選択: 行 | 選択: 列 | |||
4 | 400% サイズ | - | 再変形: 変形シーケンスを再実行 | ブラックプレート を表示 |
5 | 50% サイズ | - | ズーム % ボックスに アクセス | 1番目の特色プレート を表示 |
6 | コントロールパネルで キーボードフォーカスを切り替え | - | コントロール | 2番目の特色プレート を表示 |
7 | 索引: 新規... | - | コントロールパネル内での 文字と段落モード切り替え | 3番目の特色プレート を表示 |
8 | パス: 複合パスを作成 | - | - | パス: 複合パスを解除 |
9 | 挿入: 行... | 表示画質: 一般表示 | 挿入: 列... | 表示画質: 高品質表示 |
0 | ページ全体 | - | スプレッド全体 | ペーストボード全体 |
ここから得られるノウハウとして
- 「command+shift+数字キー」は、「command+shift+9」の[表示画質: 一般表示]以外は空いている
- 「option+数字キー」、「shift+数字キー」、「option+shift+数字キー」は、すべて空いている
InDesignの「変形」は、Illustratorの「変形」と異なる点が多いため、改めてまとめてみました。
InDesignは、変形のリセットを行える
回転やシアー(傾斜)などの変形を行った際、InDesignは[変形]パネルメニューの[変形を消去]をクリックして、リセットすることができます。
Illustrator CCの[変形]パネル
InDesign CCの[変形]パネル
かねてから「InDesignにアクションがあればな〜」と夢想しているわけですが、今後も実装されそうにありません。そして、もうひとつ、「オブジェクトスタイルに、フレームの幅や高さを指定できたらな〜」と思っていたのですが、これらの解決のヒントになるのが「変形シーケンス」です。
- フレーム(A)を選択し、幅(W)、高さ(H)を設定する
- 変更したいフレーム(B)を選択し、[オブジェクト]メニューの[変形の再実行]→[変形シーケンスを再実行]をクリックする(またはcommand+option+4キー)
その結果、フレームBがフレームAと同じ大きさになります。