基本的な操作に関するアドバイス(Illustrator、Photoshop)
9月末から、とある大学の講義を持たせていただき、20歳前後の方々にIllustratorやPhotoshopなどをお教えしています。
その現場で気付いたことをシェアします。ひとつひとつは細かいことですが、塵も積もれば...で、意外に全体を作業時間に影響すると思いますので、ベテランの方もチェックしてみてください。
入力フィールドの移動にはtabキーを使う
- 入力フィールドから次の入力フィールドに移動するには、マウスを使うのでなく、tabキーを使います。
- 移動後のフィールドの値はすべて選択状態になっているので、改めて、選択をはずしたりする必要はありません。
- 単位が同じ場合には、単位をつける必要はありません。
- 逆に、異なる単位をつければ、IllustratorやPhotoshopは換算してくれます(mm/ptなど)。
ズーム、スクロール、全体表示はキーボードショートカットを使う
Illustrator、Photoshopともに共通しているので、"覚える"というより、身につけて欲しい操作です。
- どんなツールを選択していても、command+スペースバーを押していると[虫めがねツール]になります。クリックして少しずつ拡大したり、ドラッグして、ドラッグ領域が画面一杯になるように拡大します。
- command+=でズームイン、command+-でズームアウトも便利です。
- どんなツールを選択していても、スペースバーを押していると[ハンドツール]になります。ドラッグすればスクロールできます。
- ただし、文字入力時には、スペースが入ってしまうので、commandキー、スペースバーの順番で押して、commandキーを離します。
- 全体表示はcommand+0キー。
OK/キャンセル
- ダイアログボックスで[OK]をクリックする代わりに、return/enterキーで代用できます。
- ダイアログボックスをキャンセルするには、Escキーです。Macの場合にはcommand+.(ピリオド)も使えます。
修飾キー(特殊キー)の位置をきっちり覚える
Macはcommandキー、optionキー、shiftキー、controlキー、WindowsはCtrlキー、Altキー、Shiftキーは、それぞれ単体では押しても何も起こりません。
これらにマウス操作やキー操作を加えると、オプション的な操作になります。探すのではなく、きちんと覚えてしまいましょう。
Mac | Windows |
---|---|
command(command) | Ctrl |
option | Alt |
shift | Shift |
control | (右クリック) |
(該当なし) | Windowsキー |
修飾キーは、特殊キー、modifier key と呼ばれることもあります。