透明の背景に白い文字を入力する
仕事柄、黒バックのKeynoteプレゼンテーションの材料として、Illustratorでパーツを作る機会が多い。当然、文字などのカラーは「白」になるわけですが、Illustratorでのデフォルトでは、ドキュメントの紙色が白なのでそのままでは見えない。これに関して考えてみたい。
[対策1]
背面のレイヤーに、大きな長方形を描画し、黒に設定する。オブジェクトまたはレイヤーをロック。
→ 悪くないアイデアですが、長方形からはみ出す場合などに、ロックをはずして長方形を大きくする必要が生じる。もちろん、それが不要なほど大きな長方形を作っておけばよい、とも言えますが...
[対策2]
メニューバーの[表示]→[透明グリッドを表示]を選択して、透明グリッド(灰色と白の市松模様)を表示する。読めなくはないが、編集作業は困難。
[対策3]
メニューバーの[ファイル]→[ドキュメント設定]を選択して、[透明]セクションを表示。[グリッドサイズ]を「小」に変更。
ちょっとはマシだが、やはり厳しい。
[対策4]
メニューバーの[ファイル]→[ドキュメント設定]を選択して、[透明]セクションを表示。[グリッドカラー]を「暗」に変更。
かなりいい感じ。
[対策5]
メニューバーの[ファイル]→[ドキュメント設定]を選択して、[透明]セクションを表示。グリッドを構成するカラーを同じカラーに設定する
設定したカラーが背景色となる。[対策1]のように、途切れることもない。
[番外編]
[ドキュメント設定]の[透明]セクションには、[紙色のシミュレート]という項目がある。これにチェックをつける。
透明グリッドを隠せば(メニューバーの[表示]→[透明グリッドを隠す]をクリック)、グリッドを構成するカラーの上のカラーが背景色になる。
印刷では、白というインキはないため、白い文字は透明になってしまう。
紙色のシミュレートは、白文字の場合には使えない。
追記(2024年5月26日)
リライトしました。