Illustrator CC 2015でのズームツールの変更
Illustrator CC 2015のズームツールが、Photoshopでいう「スクラブズーム」と「アニメーションズーム」のミックスしたものに変わりました。
- スクラブズーム:右にドラッグすると拡大、左にドラッグすると縮小
- アニメーションズーム:マウスボタンを押したまま待つと拡大、optionキー(Altキー)を押しながらマウスボタンを押したまま待つと縮小
従来通りに戻したい方は、[環境設定]の[GPUパフォーマンス]カテゴリで[アニメーションズーム]をオフにします。
ご参考
Photoshopだけだと困るんだよね…と、まず、Photoshopでオフにすることを推奨してきましたが、Illustratorでも同様の挙動がデフォルトになりましたので、意識を変えるタイミングかもしれません。
- 最近のPhotoshopの困った挙動(フリックパンとスクラブズームなど) - DTP Transit
- Photoshop CS5の"ありがた迷惑"な新UI(スクラブズーム) - DTP Transit
追記(2015年6月23日):
[GPUパフォーマンス]オプションがオンになっていると、次のような問題が発生することがあるようです。
- Windows環境で強制終了してしまう
- 既存ファイルを開くと何も表示されない(レイヤー等は表示される)
- 新規作成でファイルが真っ黒になる
- ファイルの中にギザギザの線が現れる
- 線の太さが一定にならない
- 点線が実線になる
- 「Web用に保存」を選ぶと強制終了する
Adobeではこの問題を認識しており、現在調査中です。