グラデーション適用時の「塗り足し」問題

この記事は鷹野雅弘によって執筆されました。
公開日:2015年3月15日、更新日:2015年3月18日
 

「グラデーションのかかった長方形にパスのオフセットをかけるとグラデーションの位置がずれてしまう」という質問をいただきました。

Illustrator CS4以降、グラデーションの扱いが変わり、パスのオフセットをかけると、グラデーションの開始位置、終了位置もそれに応じて広がってしまうのです。

NGの対応例(1)

パスのオフセットをかけたオブジェクトを選択し、元のオブジェクトを[スポイトツール]でクリックする

NGの対応例(2)

パスのオフセットをかけたオブジェクトをガイド化し、元のオブジェクトを変形する

対応策:グラデーションの[位置]を計算でずらす

たとえば、幅60mmの図形に3mmの塗り足しを設定した場合、グラデーションの[位置]を「4.55%」に設定します(3/66*100)。

終了位置は「95.45%」(63/66*100)です。

これだとぴったり揃います。

追記(2015年3月18日):

鈴木メモさんに素晴らしいフォロー記事を上げていただきました。この発想はなかった!! ありがとうございます!

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