グラデーション適用時の「塗り足し」問題
「グラデーションのかかった長方形にパスのオフセットをかけるとグラデーションの位置がずれてしまう」という質問をいただきました。
Illustrator CS4以降、グラデーションの扱いが変わり、パスのオフセットをかけると、グラデーションの開始位置、終了位置もそれに応じて広がってしまうのです。
NGの対応例(1)
パスのオフセットをかけたオブジェクトを選択し、元のオブジェクトを[スポイトツール]でクリックする
NGの対応例(2)
パスのオフセットをかけたオブジェクトをガイド化し、元のオブジェクトを変形する
対応策:グラデーションの[位置]を計算でずらす
たとえば、幅60mmの図形に3mmの塗り足しを設定した場合、グラデーションの[位置]を「4.55%」に設定します(3/66*100)。
終了位置は「95.45%」(63/66*100)です。
これだとぴったり揃います。
追記(2015年3月18日):
鈴木メモさんに素晴らしいフォロー記事を上げていただきました。この発想はなかった!! ありがとうございます!